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運動時のストレスホルモン(うつ傾向の人が運動を行うと視床下部のCRHの是正する)

2014.12.01 | Category: ブログ,ヘルスケア

1.運動時のホルモン応答

 

運動時に分泌されるホルモンの多くは視床下部の調節を受けます。

 

Smoakら(1991)は運動によるACTH(副腎皮質刺激ホルモン)分泌にCRH(副腎皮質刺激ホルモン放出因子)が関与するかをみるために薬理実験を行いました。

 

あらかじめ運動前にCRHを静脈内投与をすることでCRH受容体を占有しておき、運動時に増加をするCRHの作用が出にくい状態にして最大運動を行わせました。

 

その結果、事前にCRHを投与するとその後の運動に対するACTH分泌を高めることはあっても減ずることはありませんでした。

 

 

このように、運動時のACTH分泌に関して多くのストレスで重用な働きを持つ、CRHではなくAVP(バゾプレッシン)の関与が強くなり、多くの仮説によると、CRH刺激がAVP刺激と比べ最大ACTH分泌速度が遅い点(CRHでは30分後に分泌が最大になる一方、AVPでは5分と短い)に着目すると、AVPを介したストレス応答のほうが健康科学的に好ましいと考えられています。

 

ストレス応答は最終的に血中GC(副腎皮質ホルモン)を介して身体を刺激します。

 

特に海馬はGC受容体が多く、慢性的ストレスは海馬の神経細胞死を招き、うつ病にもなりやすいとされます。

 

 

調整不良のうつ病え自殺した患者の前頭葉でCRHやその受容体増加が報告され、さらに視床下部においてAVPの増加はCRH濃度を低減させる作用を持ちます。

 

したがって、慢性的ストレスでうつ傾向の人々が中強度の運動を短時間行うことは、視床下部のCRHの過剰を是正し、正常化する効果もあるとされています。

引用・索引 スポーツ・運動生理学概説

 

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