MENU TEL

ホーム > Blog > トレーナー > 運動とストレスホルモン(適応しない場合は副腎肥大、胸腺萎縮、胃潰瘍の徴候がみられる)

ブログ記事

運動とストレスホルモン(適応しない場合は副腎肥大、胸腺萎縮、胃潰瘍の徴候がみられる)

2014.12.04 | Category: トレーナー

運動とストレスホルモン適応

筋グリコーゲン

ストレス 適応

運動トレーニングがうまくいけば、絶対的運動強度に対するACTH(副腎皮質刺激ホルモン)分泌応答など多くのホルモン応答が減弱するなどの運動適応が起きます。

 

※その背景として、筋線維の肥大や酵素活性などによる運動器系の機能向上により、同一の強度の運動遂行におけるエネルギーや酵素に対する需要が低下し、活動筋からの求心性入力が減弱することが一因と考えられます。

 

 

カテコラミン(特にノルアドレナリン)の場合、トレーニングすることで相対的同一強度の運動に対する分泌応答が亢進することも報告されています。

 

※これは、運動することで筋線維の活性化や動員を高め、運動効率を高めるための適応と考えられています。

 ストレス不適応

一方、運動が長時間で激しく行われると、運動適応に時間がかかり、場合によっては適応できずに病的状態になることもあり、これを「不適応」といいます。

 

General adaptation syndrome:GAS(副腎肥大、胸腺萎縮、胃潰瘍などの三徴候)に陥っている可能性があり、休養を取るなどのケアが必要になります。

 

人や動物は、中・高強度のトレーニングを繰り返し行うと4週間で副腎の肥大や胸腺の萎縮、そして血漿GC(グルココルチコイド)濃度が増加する一方、さらにトレーニングを継続し、うまく適応した場合(10週間程)上記の症状は消失します。

 

よく走る長距離選手の特性として、下垂体のCRH(副腎皮質刺激ホルモン放出因子)に対するACTH分泌反応の低下および血中GCの負のフィードバックに対する下垂体感受性の低下が報告され、軽度のうつ病と類似します。

 

日本の陸上長距離選手は月間1,000km以上を走るランナーが多く、成功例もありますが、意欲低下や抑うつ症で離脱する選手も少なくないことから走りすぎによるストレス不適応に注意が必要になります。

 

女性アスリートとウェイトコントロール(オーバートレーニングなどのストレスが大脳辺縁系-視床下部を介して、女性の内分泌に影響を及ぼし過食や拒食を生じる)

引用・索引 スポーツ・運動生理学概説

ページトップ