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水分補給とバゾプレッシン(水泳時には、水圧による昇圧反射がバゾプレッシン分泌を抑制する)

2015.04.03 | Category: トレーナー

水分補給と抗利尿ホルモン(バゾプレッシン)

水泳と水分補給

水分補給と脱水

運動前後の体重変化のほとんどは体水分量の変化によります。

 

たとえば、運動後に体重が2kg減少していたら体水分がほぼ2kg減少しています。

 

運動中に1kgの水分を補給した時、運動後の体重減少量が2kgだと、発汗などで失われた水分量は3kgになります。

 

運動後は運動で減少した体重1kg当たり1.2~1.5Lの水分の補給をすることが勧められています。

 

※回復過程での代謝物を尿中に排出するために水分が不足しないようにするためです。

 

大量に脱水した場合の水分補給には、ナトリウムが必要になり、運動後に食事をする場合は通常、脱水状態の回復に必要なナトリウムは食事から摂取できると考えます。

 

しかし、運動後に食事をしない場合は飲料にナトリウムを含んでいる必要があり、飲料に必要なナトリウム量は約40~80mg/100ml、食塩換算で0.1~0.2%になります。

 

水とその他水分補給手段との違い(ただの水だと利尿が促されるためにナトリウム摂取は血漿浸透圧と口渇感を維持することで水分の再補給プロセスを促す)

バゾプレッシン(Arginine Vasopressin:AVP)

バゾプレッシンは下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモンになります。

 

腎臓集合管における水再吸収を促進し、血流量を保持、また、細動脈の血管平滑筋に作用し、血管を収縮させ

血圧を上昇させる働きもあります。

 

分泌の主な調節因子は血漿浸透圧の変化であり、高負荷運動中の血漿バゾプレッシンの変化と血漿浸透圧の変化に深い関連がある他、体温の上昇、アンギオテンシンⅡ、末梢神経の刺激などの因子も運動時の血漿バゾプレッシンの上昇に関連していると考えられています。

 

バゾプレッシン分泌の作用としての体液維持、血圧上昇、糖新生の促進など、運動時に有利な作用があります。

 

水分補給と脱水(長時間運動を行っているアスリートでは、1日に5lの体液、4,600~5,750mgのナトリウム、少量のカリウムを喪失する)

 

スイミング時のバゾプレッシン分泌

走運動時には血中バゾプレッシンは増加しますが、人でも動物でもスイミング時には血中バゾプレッシン濃度がみられません。

 

さらに、ラットでは情動ストレスによって血漿バゾプレッシンは抑制することがわかっています。

 

※これは、水圧による昇圧反射がバゾプレッシン分泌を抑制していると考えられています。

 

水分補給状態の実用的測定法(体水分の代謝回転は、体液と電解質の移動によって水分が失われることで起こるほか、肺や皮膚、腎臓からの水分喪失によっても生じる)

 

アスリートの水分補給(糖質4に対してタンパク質1の割合を加えて摂取することで、水分補給と再補給、筋タンパク質の合成、グリコーゲンの再蓄積を促し、筋損傷マーカーを抑制する)

引用・索引 スポーツ・運動生理学概説


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