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運動パフォーマンスを決定する因子(競技パフォーマンスはサイバネティックスの制御、エネルギー供給系、意欲によって決定される)

2014.12.11 | Category: トレーニング

パフォーマンスを決定するもの

スポーツパフォーマンスを決定する因子

競技パフォーマンスの決定因子

トレーニングの目的はパフォーマンス(競技成績)の向上にありますが、何がパフォーマンスを決定しているのかはさまざまな論議がなされています。

 

パフォーマンスの概念を運動生理学の権威「犬飼 道夫」は、p=C∫E(M)という回帰式で示しました。

 

パフォーマンス(p)がサイバネティックス(C)の制御系と、エネルギー供給系(E)および、意欲(M)によって決定されるということです。

 

プライオメトリックトレーニングの重要性(ストレッチ・ショートニング・サイクルは神経、筋の機能改善に伴う爆発的パワーの向上により、多くの種目の競技パフォーマンスに影響を与える)

意欲と運動パフォーマンス

パフォーマンスとスキル

最近では、犬飼の概念に基づき、P=s1×r1+s2×r2+s3×r3+・・・+b(sはスキル、rはエネルギー資源、bは「残差」でのその他の要因ということ)という重回帰式モデルを示し、ハイパワー系(ATP-CP系)、ミドルパワー系(解糖系)、ローパワー系(有酸素系)から構成されるエネルギー供給系が、それぞれに応じたスキルと密接に関連してパフォーマンスを決定するモデルを提示しました。

 

しかし、このエネルギー供給系は運動の継続的実施によって個別に変動(減少)することから、まったく同一の運動スキルに依存していては最適なパフォーマンスは実現出来ません。

 

そのために東欧圏のスポーツ科学の概念である「ダイナミックステレオタイプ:力動的常同性」についてモデルを示し、条件変動に応じて無意識的に動作系を選択して適切に対応する運動習熟の形成について論じています。

回帰式

たとえば、投動作であれば、「テイクバック→フォワードスイング→リリース→フォロースルー」という一連の動作系で、疲労によりテイクバック(a1)からフォワードスイングへの移行時に「外乱」が生じたとしても、「無意識な修正(b2)」により適切なリリース(c1)からフォロースルー(d1)を実現することが可能となります。

 

ステレオタイプでは「外乱への対応幅」がないために運動経過に破綻をきたす可能性があります。

 

以上の点から、エネルギー供給系とスキル系との関連を図りながらトレーニングを実施することが重要になります。

 

※「コーディネーション」という旧東ドイツの概念から、テクニックトレーニングと筋力トレーニングを結びつける重要性を指摘しています。

 

長距離選手の筋力トレーニング(筋におけるパワー発揮を高める:中枢神経系に刺激を与え運動単位の動員を促し、ランニング効率と持久的パフォーマンスを向上させる)

引用・索引 スポーツ・運動生理学概説

 


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