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睡眠と脳(睡眠不足は交感神経活動の亢進とともに血糖調整機能の低下、食欲抑制作用レプチンの分泌量が低下)

2014.12.30 | Category: トレーナー

睡眠の役割と不十分な睡眠がもたらす健康被害

睡眠

睡眠

動物は活動と休息を繰り返しています。

 

昼行性の動物は日中、夜行性の動物は夜間に主として活動しています。

 

動物の中で人は特に「睡眠」は大きな2つの「睡眠と覚醒の持続性」「眠りの深度を有している」という特徴を有しています。

 

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睡眠と覚醒の持続性

ヒト以外の動物では、昼行性・夜行性の特徴はあるものの昼夜を通じて短時間の睡眠・覚醒を繰り返すのに対し、人では日中に連続して覚醒し、夜間に連続して睡眠します。

 

眠りの深度を有している

量の不足を質(眠りの深さ)で補うことができ、このことは一晩中徹夜をした翌晩の眠りが2晩分の睡眠時間とならず、そのかわりに深い睡眠の出現量が躊躇に増加することから確認できます。

 

睡眠と脳

人特有の睡眠は、高度に発達した大脳に起因するものと考えられており、徹夜や慢性的な寝不足・不眠など、不十分な睡眠は大脳機能の低下を引き起こします。

 

特に、前頭連合野機能への影響が大きく、「注意の維持」「判断・意思決定」「作業記憶」「意欲」「感情抑制」など、事故のリスクや作業能力・効率に関わる脳機能低下を示唆する種々の知見が報告されています。

 

睡眠と脳内ニューロン

脳内に蓄積すると眠気を増し、睡眠を促進する物質を総称して「睡眠物質」と呼びます。

 

代表的な睡眠物質としてウリジンおよび酸化型グルタチオンがあり、これらは、脳ニューロン活動機能の回復および細胞死の抑制などの作用があり、これらが睡眠中に脳機能の整備過程が進行を促しているということが考えられています。

 

十分な睡眠のあとで、起床後の午前中に作業がはかどることは脳機能を高めている状態といえます。

 

睡眠と自律神経

睡眠は自律神経系と密接な関係に関連し、日中の活動時は交感神経活動優位、夜間の睡眠中は副交感神経活動が優位になります。

 

しかし、不眠や寝不足など不十分な夜間睡眠は自律神経活動を交感神経活動亢進、副交感神経活動低下の方向に変化させます。

 

この自律神経活動の変化は血圧上昇や血糖調整機能の低下に関与し、慢性の不眠、寝不足、夜勤を含む交代勤務者、睡眠時無呼吸症候群患者など、不十分な夜間睡眠が長期に継続する対象では、高血圧や糖尿病などの生活習慣病リスクが増大します。

 

また、健常者を対象にした実験結果では、夜間睡眠時間を連続6日間、4時間に制限すると、交感神経活動の亢進とともに血糖調整機能の低下、食欲抑制作用を有するホルモンであるレプチンの分泌量が低下したという知見も得られています。

※レプチンの分泌量低下は肥満や糖尿病患者の増加の一因ともいわれています。

 

運動と糖質(アスリートの1日の推奨糖質摂取量は、体重1kg当たり8~10g、またエネルギーの60%以上とされる)

 

糖尿病を有するアスリートに対する栄養指針(有酸素性トレーニングに先立ちレジスタンストレーニングを実施することで、運動による血糖低下を抑制、運動誘発性の低血糖症状はほとんど引き起こされない)

引用・索引 スポーツ・運動生理学概説

 


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