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野球治療・野球肘内側障害の受傷リスク(若年選手の26%、高校生選手の58%が肘痛を抱えている)

2015.01.04 | Category: 投球障害治療

競技レベルの野球における肘内側の受傷リスク

野球肘

肘内側の受傷リスク

医療技術、リハビリテーション、治療法、およびトレーニングの広範囲にわたる進歩にもかかわらず、競技レベルの野球における肘の障害は増加傾向にあります。

 

1999年におけるプロ野球選手のデータによると、故障者リスト入りした投手の人数は1998年から54%増加し、また、投球腕の障害を理由に休養した人数は58%増加していました。

 

そして、1999年の全プロ野球選手において腕の受傷率が最も高かったのは投手になり、故障者リスト入した選手の全日数の56.9%を占めました。

 

2010年の研究においては、プロ野球の現役投手の50%が、キャリア途中での投球活動を休止するような肩または肘の障害を抱えているとの推定から、肘の障害が肘のトルクと相関関係にあることが示されました。

 

また、若年レベルの野球では、選手の47%が、競技参加期間中に様々な程度の投球障害を経験すると推測されています。

 

アメリカ医学研究会の報告

アメリカスポーツ医学研究会(ASMI)による肘内側の障害報告によると、1995~1998年に尺側側副靭帯(UCL)の再建術を行った投手は119人でしたが、2003年から2006年に同じ手術を受けた投手は619人になります。

 

高校生投手については、同じ整形外科医院によるUCL再建術は5倍近い増加を示したとされています。

 

 競技レベルの野球に参加する子供と若年者

競技レベルの野球に参加する子供と若年者の数は毎年480万を超えるます。

 

受傷データによると、若年選手の26%、高校生選手の58%が肘痛を抱えているとされています。

 

若年者において、投球障害の有病率は12歳時に最も高くなるとみられ、このような年齢に関連した障害は、指導の不備やオーバーユース、整形外科的適応、成長など多くの因子の関係を示しているとされています。

リトルリーグ肘

若年者において、最も報告されている投球関連の疾患は、肘内側と外側の両方に影響を及ぼす「リトルリーグ肘」になります。

 

投球腕において十分な力の発揮と吸収ができない整形外科的要因は、骨の未成熟、関節弛緩性、および筋力不足であるとされています。

 

骨の未成熟な肘関節に対して高速の圧縮力が外側および後外側に頻繁に加えられることが障害の発生メカニズムになります。

 

成長速度が最大の時期には、骨の成長と腱のリモデリングの速度が速く、投球動作を繰り返し行うことで急性傷害を生じるリスクが高いために、コーチは投球状態(メカニクス、精度、累積投球数、および球種)を継続的にモニタリングしなければなりません。

 

さらに、年間を通じたレジスタンストレーニングによって、投球に関与する筋群を強化する必要があります。

引用・索引 National Strength and Conditioning Assciation Japan March 2014Volume Number 2 39-40

 


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