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野球治療:回復の理解(インターバルトレーニングを用いての有酸素性能力の向上は、イニング間の休息、競技シーズン中の回復能力を決める)

2015.01.14 | Category: 投球障害治療

回復の理解

松坂大輔

回復の個人差

トレーニングと投球セッションの間の回復時間は非常に個人差が大きくなります。

 

回復力は、選手に処方されるエクササイズの様式、強度、継続時間、および量に影響されます。

 

使用されるエネルギー源、微細損傷への抵抗性、神経の動員、トレーニングステータスおよび栄養などの要素があいまって、代謝の神経筋の回復に必要な時間の長さが決まります。

 

大学野球選手のトレーニングプログラム(ウェイトルームでは筋力-パワーの向上、フィールドトレーニングでは始動速度(RFD)、0~6秒間のエネルギー供給が可能な無酸素性のATP-CPr系に負荷をかける)

投球に用いるエネルギー供給系

Potterigerらの研究が示すところによると、投球に用いられる主要なエネルギー供給系は、非乳酸系および、乳酸系になります。

 

これらの無酸素性エネルギー供給系は、筋力トレーニングにも用いられるものであり、また、酸化的代謝によって補充される代謝産物を含んでいます。

 

したがって、エネルギー源の有酸素的回復と乳酸の除去能力を改善することが、投手の回復能力向上につながると考えられます。

 

腕の疲労を乳酸の蓄積と関連づける通説により、投手はそのキャリアのどこかで、不適合トレーニング(不適切な代謝、筋、および神経経路をトレーニングすること)を多少なりとも取り入れている可能性があります。

 

オフシーズンは回復かそれとも準備か?(プレシーズンへ向け、筋サイズや筋力の低下、筋の動員パターンにおける神経系の低下を防ぐトレーニングが重要になる)

 

投手の有酸素性トレーニングのデメリットを解消するインターバルトレーニング

既存の研究では、野球投手のようなパワー系アスリートのコンディションにおいて、有酸素性トレーニングを主体することの妥当性を裏付けていません。

 

投手の有酸素性トレーニングを重視しすぎることから生じる不適合トレーニングについて取り上げた既存研究では、速筋線維の形態、生化学、力発揮、および神経筋の動員による悪影響を及ぼすことが明らかになっています。

 

筋パワーに不適合トレーニングの影響を及ぼすことを避けるために、インターバルトレーニングを推奨することを推奨されています。

 

インターバルトレーニングの頻度は、オフシーズン初期を最高として、春季トレーニング中に頻度と継続時間を漸進していきます。

 

試合期には最大努力、スピード、およびパワーの繰り返しに重点を置いた高強度インターバルトレーニングを通じて、有酸素性能力を維持します。

 

インターバルトレーニングを用いての有酸素性能力の向上は、イニング間の休息および、競技シーズン中の回復期間における投手の有酸素性能力を高める上で役立ちます。

 

有酸素性能力はトレーニング初期に重点を置き、プレシーズンに向けて筋パワーがトレーニングの主眼となるこの時期に、細胞の回復を最大限に向上させることが望ましいです。

 

Szymanskiは、ブルペンセッションにおける心拍数強度が、インターバルコンディショニングの強度を決定する基盤になることを示しています。

 

※ただし、実際の競技において心理的、精神的ストレスが高まることから、投球時の平均心拍数(151.6~171.8bpm)が上昇する可能性があることを認識しておくことが重要です。

 

野球のスイング中のパワーは体幹の筋群の大きな筋活動を維持するため、股関節から発揮する下肢のエクササイズを強調させる必要がある

 

大学野球選手のトレーニング(複合ピリオダイゼーションを利用し筋サイズ、筋力、パワーを向上させる)

 

野球のバッティング能力に影響を及ぼす因子(バットスイングスピードは体重、除脂肪体重、握力、背筋力との間に有意な相関関係が認めらる)

引用・索引 National Strength and Conditioning Assciation Japan May 2013Volume 20Number 4 59-60


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