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糖と脂肪の特徴から運動時の利用のされ方を考える(運動強度が高いほど糖質の利用が高まる)

2015.01.17 | Category: トレーニング

糖と脂肪のエネルギーとしての利用

グルコースとトリグリセリド

糖質は利用しやすいが貯めるには適さない

糖質はご飯や砂糖、果物にある果糖等、種類は様々です。

 

最も単純な糖質は、単糖類といわれ、グルコース(ブドウ糖)がその代表になります。

 

スクロース(ショ糖)は二糖類といわれ、グルコースとフルクトース(果糖)が2つつながってできています。

 

※グリコーゲンは、グルコースがたくさんつながってできています。

 

脂肪の特徴(脂肪酸はミトコンドリア内でβ酸化されアセチルCoAになり、糖と同じように完全に酸化される)

水に溶けやすい

糖質の特徴として水に溶けるということがあり、大きさも比較的小さいので運びやすく、代謝経路も比較的少ないので、エネルギー源として使いやすいということになります。

 

※溶けやすいということは浸透圧も上げてしまいます。

 

糖質は体内でグリコーゲンという形で蓄えられますが、グリコーゲンとして蓄えようとすると浸透圧が上がるために水分が余計に必要になり、身体が重くなります。

 

浸透圧の問題は、糖質は体内に貯められないという理由につながります。

 

タンパク質にくっつきやすい

糖質はタンパク質にくっつきやすいという特徴もあります。

 

糖尿病は、血液中の糖質が異常に上がった状態(グルコース濃度(血糖値))です。

 

糖質はタンパク質にくっつきやすいので、血液中の糖質の濃度が異常に上がると、グルコースが血管壁に付着しやすくなり、このため、糖尿病になると血液が通りにくくなり、高血圧、眼底出血が起きる原因になります。

 

糖質は脳の唯一のエネルギー源であり、身体にとって必須なのですが、大量にあると貯めるには適さない物質といえます。

 

脂肪は貯めるには適しているが使うには様々な過程がある

脂肪は水に溶けない

脂肪は油なので水に溶けなく、たくさんあるからと身体の浸透圧を変えることはありません。

 

水に溶けない性質なので、体内で血液中を運んでいく時にはアルブミンというタンパク質に付着し運ばれていきます。

 

脂肪は効率よくエネルギーを貯めている

1kgあたりのエネルギーを考えると、糖質は1kgあたり4,000kcalなのに対して、脂肪は1kgあたり9,000kcalになります。

 

つまり、余分なものをそぎ落として、エネルギーを効率よく貯めているのが脂肪ということになります。

 

すぐ使えるエネルギー源として糖質があり、貯蔵に適しているエネルギー源として脂肪があるということになります。

 

スポーツ選手では糖質と脂肪の利用度を考える事が重要(糖質が無くなることが「疲労感」につながる)

 

運動強度が高いほど糖質の利用が高まる

糖質からエネルギーを生み出す過程、つまり、グリコーゲンやグルコースがピルビン酸になり酸化される反応は、速く進めることができる反応になります。

 

運動して多くのエネルギーが必要になってくる(運動強度が高くなる)糖質の利用が総体的に高くなります。

 

※酸化させて生じるエネルギー量は、糖質のほうが大きく、具体的にいうと、1㍑の酸素を使って糖質を酸化するのであれば、5.5kcalのエネルギーが生じますが、脂肪の場合だと4.7kcal程度になる。

 

骨格筋低周波電気刺激法:EMSによる運動療法の可能性(電気刺激は低い運動強度で解糖系エネルギー利用の高い速筋線維の動員を可能にし、筋エネルギー消費、グリコーゲン代謝、糖代謝を活性化できる有用な手段である)

 

ω(オメガ)-3脂肪酸摂取のメリット(オメガ3脂肪酸の摂取が炎症マーカーを低下させ、運動中の血流を最大36%増大させる)

 

糖尿病を有するアスリートに対する栄養指針(有酸素性トレーニングに先立ちレジスタンストレーニングを実施することで、運動による血糖低下を抑制、運動誘発性の低血糖症状はほとんど引き起こされない)

引用・索引 エネルギー代謝を活かしたスポーツトレーニング 八田秀雄9-11


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