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なぜフルクトースを摂取しただけで血中乳酸濃度があがるのか(乳酸は酸素供給だけではなく、糖の分解促進でできる)

2015.02.07 | Category: トレーナー

グルコースとフルクトース

グルコースとフルクトースと血中乳酸濃度

フルクトースとは?

果物には、果糖という単糖類の仲間が多く含まれています。

 

果糖はフルクトースとも呼ばれ、またスクロース(砂糖)はグルコースとフルクトースがくっついたものになります。

 

フルクトースはグルコースの代謝過程の途中に入り、グルコースよりも早く代謝されることが知られています。

 

運動直前に摂取してよい糖質はグルコースとフルクトースどちらか?

運動直前にグルコースを摂ると血糖値が上がり、インスリンというホルモンが出ます。

 

その状態で運動を始めと、運動でただでさえ筋肉に糖を取り込むようになっているところにインスリンの働きが加わり、血糖の筋肉への取り込みが多すぎる結果となり、血糖値が下がってしまう事になります。

 

運動開始前にグルコースを摂取すること自体は有効ですが、運動開始45~60分前にというのが有効になります。

 

運動が始まってしまえば、グルコースを摂取しても消化吸収が遅くなるので、こうした血糖値の下がりすぎは起こりません。

 

一方、フルクトース(果糖)の場合は、摂取しても血糖値が上がらないので、運動直前に摂っても問題はなく、運動直前に摂取できる糖といえます。

 

フルクトースを摂ると、それだけで血中乳酸濃度が上がる

フルクトースを摂取した場合、それだけで血中乳酸濃度が上がります。

 

これは、フルクトースの代謝が早いので、フルクトースを多く摂ると、どんどん代謝され「ピルビン酸」が産生されてしまうからです。

 

TCA回路で酸化できるピルビン酸の量よりも多くのピルビン酸ができ、その結果、乳酸が産生されます。

 

運動しなくても、フルクトースを飲むだけで乳酸が産生されるので、このことからも乳酸は酸素供給だけではなく、糖の分解促進でできるということがわかります。

 

そしてフルクトースは果物の糖になり、果物を摂取すると乳酸ができることになります。

 

しかし、「果物を食べたので疲れた」ということは無いように、乳酸ができることが疲労ではありません。

 

糖質と運動パフォーマンス(高血糖食(>600g/d)を摂った持久系アスリートは、混合筋グリコーゲン濃度が104.5±9.4mmol/質重量(39%と31%増加した)

 

アスリートの回復のための栄養とは(糖質摂取の種類により血中乳酸濃度、グリコーゲン再合成、筋損傷の回復に影響する為)

引用・索引 エネルギー代謝を活かしたスポーツトレーニング 八田秀雄 107


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