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必須アミノ酸と障害リハビリテーション(EAA摂取によりタイプⅠ線維のピークフォースと、タイプⅡ筋線維のピークパワーとが維持される)

2015.02.15 | Category: トレーナー

必須アミノ酸と障害リハビリテーション

リハビリテーション

必須アミノ酸

必須アミノ酸(EAA)の摂取の利点は、外科的手術後の入院期やリハビリテーション期のように、不活動を余儀なくされる時期に骨格筋量と機能を維持する能力にあります。

 

重要な事として、EAA摂取に対する筋タンパク質同化の急性反応は、異化作用の条件となる安静期にわたって、継続的に転移され、維持されることになります。

 

タンパク質合成:栄養と摂取(運動後に摂取する糖質に十分なタンパク質(特に必須アミノ酸)を摂取する必要があり、さらに糖質-タンパク質の組み合わせは、血漿インスリン濃度を高め、筋タンパク質の分解を抑制する)

Paddon-Jonesらの実験

Paddon-Jonesらは、絶対安静中の被験者に対して、EAA15gとスクロース30gを1日3回、28日摂取させ、また、別の群には同じ期間中、偽薬を摂取させました。

 

若齢の被験者に対して糖質とEAAを併用すると筋同化作用が向上するため、実験における糖質の付加がなんらかの効果を及ぼすと思われます。

 

しかし、わずか7日間の安静によって、骨格筋におけるインスリン耐性が誘発されることは知られており、糖質の付加が、飲みやすさ以外に、タンパク質代謝に付加的効果を及ぼすことはきわめて考えにくくなります。

 

偽薬摂取群には筋量と筋力の有意な低下が認められましたが、EAA摂取群は筋量を維持して、筋力の低下を減少させることができました。

 

これは、EAAによる筋タンパク質合成の刺激が28日間の安静期間を経ても変わらなかったことを原因としています。

 

また、安静初日のEAAへの反応において認められた正味の筋タンパク質合成が、28日間にわたって継続するという推定の下に予測された筋獲得量(または改善された筋低下量)は、二重エネルギーX線吸収法によって測定した除脂肪体重に近似していました。

 

筋活動が行われないことから推測されたように、筋力低下は両群にみられましたが、筋力低下は偽薬摂取群の1/2でした。

 

筋力低下が改善された原因は、単一筋線維によるタイプⅠ線維のピークフォースと、タイプⅡ筋線維のピークパワーとが維持されたという事にあります。

 

筋タンパク質のターンオーバーが維持されることによって、筋の機能的な筋原線維が多く生み出され、それによって筋の機能が維持されたとみられます。

 

プロテインの種類により血漿アミノ酸濃度が変わる(分岐鎖アミノ酸であるロイシンはタンパク質の合成を増大させる)

 

EAAが不活動期の筋に及ぼす影響

不活動期による同化作用のシグナル伝達の減少はまだ、明らかにされていませんが、不活発な筋はAAの刺激に耐性があると考えられています。

 

不活発な筋における筋タンパク質合成はAA混合物に反応せず、また、高齢者の筋においては、EAAに対する細胞内シグナル伝達の反応が低下し、その結果、筋タンパク質合成の反応が低下しています。

 

しかし、ロイシン含有率の高いEAAは、この障害を乗り越え、ロイシンを補給することによって、筋タンパク質合成率を回復することができます。

 

安静下における筋の不活動期において、EAAが考慮するべき重要な要素であるとデータは示しています。

 

アミノ酸(分岐鎖アミノ酸(BCAA:Branched Chain Amino Acids)EAAの中でもタンパク質の代謝や神経機能および血糖とインスリンの調節の役割を果たす)

引用・索引 NSCA JAPAN Volume19 Number9 page 53

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