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筋肥大と細胞膨潤(解糖機構トレーニングにより乳酸蓄積が最大化し骨格筋の浸透圧変化の主要因子になる)

2015.03.06 | Category: トレーニング

筋細胞の細胞膨潤(水分補給)

タンパク同化と細胞膨潤

細胞への水分補給(細胞膨潤)は、細胞機能の生理的制御因子の役割を果たしています。

 

細胞膨潤は、タンパク質合成の増加とタンパク質分解の減少の両方を通じて、タンパク同化プロセスを模倣することが明らかになっています。

 

細胞膨潤を同化促進を確立する生理学的な理論はまだ決定されていませんが、細胞膜に対する増加した圧力が、細胞の保全に対する脅威として捉えられ、それが最終的に細胞の超微細構造の強化をもたらすシグナル反応を開始させると考えられています。

 

タンパクキナーゼシグナル伝達経路

水分を含んだ細胞は、筋におけるタンパクキナーゼシグナル伝達経路の活性化プロセスを開始させることが知られており、細胞膜の伸張に対して同化シグナルを出す成長因子の自己分泌効果を引き起こします。

 

また、細胞膨潤によって起こる細胞膜の伸張は、インテグリンに関連した量のセンサーを通して仲介されるアミノ酸輸送システムに直接影響を及ぼす可能性があります。

 

ホスファチジルイノシトール3キナーゼ

細胞膨潤による筋内のグルタミンとアルファー(メチル基)アミノレブリン酸を調節する重要なシグナル要素になります。

 

細胞膨潤と骨格筋の浸透圧

レジスタンストレーニングは細胞内と細胞外の水分バランスの変化をもたらすことが知られていますが、その変化の程度は、トレーニングの種類、強度に依存します。

 

細胞膨潤は、解糖機構に大きく依存するトレーニングによって最大化され、その結果である乳酸の蓄積が骨格筋の浸透圧の変化の主要因子として働きます。

 

速筋線維は特に浸透圧の変化に敏感で、それはアクアポリン-4と呼ばれる水輸送チャネルが高濃度であることと関連があります。

 

アクアポリン-4

哺乳動物の解糖系速筋線維と酸化-解糖系速筋線維の筋線維膜で強力に発現し、細胞内への液体の流入を容易にすることが知られています。

 

細胞膨潤と無酸素性解糖

速筋線維が筋肥大に対して最も反応しやすいことを考慮すると、細胞の水分補給が、無酸素性解糖に大きく依存するレジスタンストレーニング中の筋肥大反応を増大させると考えられます。

 

グリコーゲンの貯蔵量を増大させるトレーニング処方も、細胞膨潤を促進する可能性があります。

 

グリコーゲン1g当たり3gの水と結合することを前提とすると、筋内グリコーゲンの貯蔵量が多い人はタンパク質合成能力が高いことを反映していると思われます。

引用・索引 NSCA JAPAN Volume19 Number10 page64


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