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エネルギー消費量は酸素摂取量と比例する(VO2max=Q×(CaO2-CvO2))

2015.04.02 | Category: トレーナー

エネルギー消費量の求め方

酸素摂取量

酸素摂取量と最大酸素摂取量

運動するということは、エネルギーを使うことになります。

 

そして、そのエネルギーは「酸素を使い糖や脂肪から得る」ことになります。

 

そこで、体内にどれだけ酸素が取り入れられたかを測定すること(酸素摂取量を測定)は、運動でどれだけエネルギーを使っているのかということのよい指標になります。

 

そして、運動強度が上がれば、酸素摂取量や心拍数も当然上がることになります。

 

筋肉における酸素摂取量(mVO2)はO2供給能力、O2消費能力によって決定される(トレーニングを継続すると筋肉内のミトコンドリアの量が増える)

酸素摂取量と運動強度

酸素摂取量はその人にとっての運動強度を示す指標にもなります。

 

例えば、運動強度を表す方法として、120m/分というように走速度などで表す場合がありますが、個人のエネルギー代謝能力などを考慮した運動強度とはいえません。

 

運動強度とエネルギー消費量は直線関係にあり、運動強度を直線的に上昇させていけば、必要なエネルギー量も直線的に増加します。

 

また、ある強度から急に必要なエネルギー消費量が高まるということはありません。

 

エネルギー消費量と酸素摂取量は比例する

エネルギー消費量は酸素摂取量と比例するので、運動強度とエネルギー消費量が比例するなら、運動強度は酸素摂取量とも比例します。

 

このことは、言い方を変えれば、運動強度は「酸素摂取量の最大値である最大酸素摂取量の何%となるか(=%VO2max)で表すことができる」となります。

 

指標として、健康増進のための運動は40~50%VO2maxの運動強度、マラソン選手のレース中は70%VO2maxの強度ということになります。

 

最大酸素摂取量はどう求めるのか?

最大酸素摂取量は、強度を徐々に上げていき10分くらいに疲労困憊になるような運動時の最後に呼気ガスを集めて求めます。

 

また簡便に求めたい場合、スポーツクラブやフィットネスクラブでは、自転車エルゴメーターなどを用いて負荷と心拍数との関係から最大酸素摂取量の値を推定して求めます。

 

VO2max=Q×(CaO2-CvO2)

 

Q は心拍出量、CaO2 は動脈酸素含有量、CvO2 は静脈酸素含有量で、それぞれ、最大限負荷をかけたときの値になります。

 

※(CaO2 – CvO2) は動静脈血酸素較差とも呼ばれる。

 

酸素1㍑の摂取で5Kcalと考える

ある量の酸素を摂取して運動しているときに、それをどうやってエネルギー消費量であるカロリーに換算するのかということがエネルギー消費量を求めるということになります。

 

そして、厳密にいえば、その時のエネルギーが糖なのか脂肪なのかによって、同じ量の酸素を摂取してもエネルギー消費量は異なります。

 

そこで、大まかにエネルギー消費量を求める場合は、酸素1㍑の摂取で5Kcalのエネルギーが消費されるとみなします。

 

例えば、毎分3㍑酸素を摂取する運動をしていたとしたら、毎分15Kcalのエネルギー消費になります。

 

%VO2maxの運動強度の運動をしていたとすれば、最大酸素摂取量がわかっていて、その運動時の%VO2maxがわかれば、エネルギー消費量が計算できます。

 

走るときは距離だけで大まかなエネルギー消費量が求まる

「速度によらず体重1kg距離1kmあたり1Kcal程度」という大まかなエネルギー消費量推定法があります。

 

体重60kgの人が5km走ると、60×5=300Kcalとなり、60kgの人がマラソンを走れば、60×42.195でほぼ2,500Kcal程度となります。

引用・索引 エネルギー代謝を活かしたスポーツトレーニング 八田秀雄140


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