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投球障害予防トレーニングプログラムを選定する上で考慮すべきこと(片側性動作とオーバーヘッド動作)

2015.04.13 | Category: 投球障害治療

野球の投球メカニズムとトレーニングプログラム

トレーニングプログラムと投球メカニズム

投球動作メカニズムと投球障害

投球動作

投球動作は一般的に、ワインドアップ期、アーリーコッキング期、レイトコッキング期、アクセレーション期、フォロースルー期に分けられます。

 

ワインドアップ期には投球モーションの最初の段階であり、片足を挙上しバランスをとり、アーリーコッキング期には片脚挙上位においてバランスを保っているところから、挙上している側の足が地面に着地するところまで続きます。

 

レイトコッキング期には、地面に足が着地してから、肩関節の外旋が最大可動域に到達するまでを指します。

 

肩関節最大外旋位から、ボールが手から離れる直前までアクセレーション期であり、ボールが手から離れてから肩関節の内旋が最大可動域に到達し、さらに、フォロースルー期の後期には、上肢の内旋速度を減速されるために、肩関節周辺にある筋群すべてが伸張性収縮を起こしており、レイトコッキング期と共に伸張性収縮を起こしているために障害を起こしやすくなるフェーズになります。

 

野球肘と基礎運動技能(ファンクショナルムーブメントスクリーンを理解することが投球障害予防につながる)

野球の特色

野球は一般的にエネルギー形態からは主にATP-CP系と解糖系の組み合わせと考えられ、1試合当たりの総消費カロリーはそれほど高くないとされています。

 

しかし、シーズンスポーツとして考えた場合、数ヶ月におよぶ公式戦において可能な限り安定したパフォーマンスを達成していくためには、リカバリー能力として有酸素性能力も決して軽視してはいけません。

 

野球の特異性

野球のプレーは大きく「打つ」「投げる」「走る」の3つの動作に分けられます。

 

野球の障害の大部分もこの3つの動作から生じていますが、動作の特異的な動作として「片側性動作」と「オーバーヘッド動作」が挙げられます。

 

障害の多くは投球動作に伴う肩・肘にかかるものが圧倒的であり、肩のインピンジメント症候群や投球側における肘内側側副靭帯損傷などがその代表的な例になります。

 

※プロ野球の障害部位別の比率として上肢(肩・肘・手・指)56%、腰部22%、下肢(大腿、下腿)18%、その他4%とされています。

 

インピンジメント(野球肩)を抑えながら棘上筋を鍛える(棘上筋を効果的に鍛え、肩峰下腔の狭小化を抑え機械的圧迫の増大とインピンジメントの助長を防ぐ)

 

投球障害の原因

不適切なフォームや筋バランスの崩れからくるキネティックチェーンの破綻、連続投球や投球数増加によって、肩、肘の一定の部分が繰り返しストレスを受けることで生じる小さな傷の蓄積などによると考えられています。

 

特にワインドアップ期、アーリーコッキング期に注目するとコンディショニング要素における課題を見つけることが比較的容易になります。

 

上腕骨内側上顆炎:野球肘のリハビリテーション(伸張性エクササイズを導入することで、インスリン様成長因子を増加させ、細胞増殖と基質の再造形を促進するメカノトランスダクション(機械的な負荷を細胞の反応に転換するプロセス)の効果がある)

 

野球肩のリハビリテーションの基本原則(ローテーターカフの筋力とバランス、GH関節の不安定性は肩甲骨のポジショニングと肩甲上腕リズムに影響する)

 

ローテーターカフの疾患(肩甲骨外転を伴うGH関節の最大外旋位はGH関節の上後部における棘下筋と棘上筋の圧迫により内部インピンジメントを引き起こす)

治療からスローイングまで

NSCA JAPAN Volume19 Number3 pages12


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