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野球肘と基礎運動技能(ファンクショナルムーブメントスクリーンを理解することが投球障害予防につながる)

2015.04.10 | Category: 投球障害治療

基礎運動技能

野球治療

基礎運動技能のカテゴリ

ピッチングのスキルは高度に統合された動作であり、通常は基礎運動技能を練習することで上達していきます。

 

基礎運動技能は4つのカテゴリに分けられ、「移動系運動」「非移動系運動」「操作系運動」「動作意識」になります。

 

野球肘とピッチングメカニクス(若年野球投手の肘内側に加わる力は最大64.6Nに達し、肘外反ピークトルクは肩関節が最大外旋する直前に最大になる)

基礎運動技能

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これらのスキルを練習し洗練度を高めていくと、個々の競技に適用できるようになります。

 

基礎的動作スキルが不足している若年者は野球のピッチングなどの高度なスキルの習得に困難を生じ、障害を起こす可能性があります。

 

野球治療における野球競技の大きな特徴

 

ファンクショナル・ムーブメント・スクリーン(FMS)とは

アスリートが基本的動作パターン評価に用いられるツールの一つが、「ファンクショナル・ムーブメント・スクリーン(FMS)」になります。

 

FMSは7種の基本的動作テストからなり、アスリートがそれらの動作を制限なしに実行する能力を評価します。

 

投球障害予防トレーニングプログラムを選定する上で考慮すべきこと(片側性動作とオーバーヘッド動作)

 

ファンクショナル・ムーブメント・スクリーン(FMS)

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FMSのスコアには0~3点の順序尺度が用いられます。

 

スコア3点は、その動作痛みなしで、代償運動を用いずに、定められた基準に則って実行したことを示します。

 

スコア2点は、その動作を痛みなしで、しかしいくらかの代償運動を用いて実行したことを示します。

 

スコア1点は、代償運動を用いても動作を実行できなかったことを示します。

 

スコア0点は、アスリートが動作のどこかで痛みを感じたことを示します。

 

7種の基本動的動作テストすべてで満点を取ると、スコアは計21点となります。

 

野球肘と球種(変化球は速球に比べてより大きな前腕の回外と手首の動きを必要とする)

 

FMSと若年アスリート

FMSは、スローイングやさらに高度なスキルである野球のピッチングなど、若年アスリートにおける基礎運動技能の評価に利用できます。

 

若年者の野球のピッチングにはステップやランジ、スクワット、ツイスト、バランス、リフティングなどの基本的動作を必要とします。

 

FMSを用いれば、実施が用意で信頼性の高いテスト形式によってこれらのスキルを評価することが可能になります。

 

FMSによって非効率的な動作パターンが見つかった場合には、筋のアンバランスや微細損傷、および障害などの問題を回避するための予防戦略を実行できます。

 

野球肘とレジスタンストレーニング(コッキング期とアクセレーション期において運動学的神経筋トレーニングプログラムは下肢、体幹、上肢への効率的なエネルギー伝達を促進することにより神経筋コーディネーションを改善し障害リクスを低減する)

 

野球肘とフィジカルコンディション(投球側肩甲上腕関節の内旋角制限(非投球側より25°)がある場合、肩肘疾患の危険因子となる)

 

野球肘とファンクショナルムーブメントスクリーン:FMS(肘に影響を与える可能性として、近位から遠位へのコーディネーションの低下、股関節のROM制限/筋力低下、体幹の筋力低下、肩の柔軟性低下が挙げられる)

 

野球肘:上腕骨内側上顆炎のリハビリテーション(回外と回内、およびニュートラルな肢位での肘関節屈筋群の十分な強化を含めなければならない)

 

上腕骨内側上顆炎:野球肘のリハビリテーション(伸張性エクササイズを導入することで、インスリン様成長因子を増加させ、細胞増殖と基質の再造形を促進するメカノトランスダクション(機械的な負荷を細胞の反応に転換するプロセス)の効果がある)

 

サイドスローと野球肘リスク(サイドスローのバイオメカニクスは、肩外転の減少と前額面における同側への体幹側屈を伴い、肘の内反負荷を増大させる)

 

野球のジュニア選手の投球動作(投球動作を高いレベルへ導く要因として、体幹や下肢の強さが求められるが、下肢の筋量は遅れて増加する傾向がある)

 

ジュニアスポーツにおける傷害予防(米国では傷害予防対策のひとつとして、早期に専門化を行わず、ジュニア期には多様な種目を経験するように提言されている)

引用・索引 NSCA JAPAN Volume19 Number3 pages13-14


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