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小児期におけるスピード向上のバイオメカニクス的因子(スピードの決定因子は接地時間と床反力)

2015.03.28 | Category: トレーナー

スピードトレーニングのバイオメカニクス

スピード向上のバイオメカニクス的因子

スピードはストライド長(SL)とストライド頻度(SF)の積と考えます。

 

しかし、Weyandらは、様々な最大スプリントスピード(6.2~11.1m/秒)を有する成人を対象として調査をした結果、SFは最大スピードには影響せず、スピードの増加にはSLが貢献することを見出しました。

 

同様にSchepensらは、小児から成人にかけて最大スピードは3倍に増加するが、SFは小児期初期以後わずかに低下して平衡状態に達するために、スピードの増加はその分だけSLが増加したものであると報告しています。

ストライド長(SL)とストライド頻度(SF)

SFとSLはスピードを説明するものですが、スピード発揮のメカニズムではなく測定結果としてみなすべきであり、SFとSLそのものをトレーニングすることは見当違いの可能性があり、それよりも、「高SF」「高SL」を生み出すことに貢献する諸因子を検討し、それが小児期を通じてどのように発達するのか、基礎となるメカニズムがどの程度までトレーニング可能かを考察することが必要になります。

 

スピードの決定因子

スプリントの鍵を握る局面は「接地時間」であると考えられます。

 

これはスプリンターが地面に対して力を発揮して、速度に影響を及ぼすことのできる唯一の局面だからです。

 

したがって、スピードの主要な決定因子としては、「床反力」とそれに影響を及ぼす因子「力の立ち上がり速度」「力積」「パワー」「足のスティフネス」が考えられます。

 

最大スピード

最大スピードにおけるSFとSLが小児期を通じて別々に変化することを考えると、両者の発達には異なるメカニズムが関与しているとみられ、例えば、高いSFを達成するには、大きな力の立ち上がり速度を必要とし、そのためには脚のスティフネスが大きく、予備的筋活動と伸張反射が行われることが必要になります。

 

そして、これらはすべて小児期を通じて発達することが知られています。

 

一方、長いSLはピーク床反力と運動単位の動員を最大化する能力に影響されます。

引用・索引 NSCA JAPAN Volume21 Number5 page66-67


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