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スピード向上におけるストライド長とストライド頻度(速いスプリンターは、短い接地時間で鉛直方向の大きな床反力を生み出している)

2015.03.29 | Category: トレーナー

スピード向上におけるストライド長とストライド頻度

スピードトレーニング

ストライド長とストライド頻度

多くの研究によって、ストライド長(SL)がストライド頻度(SF)より重要な役割を果たしていることが示されています。

 

その点を考慮すると、SLの最大スピードへの影響に一段と注意を払うべきです。

 

パワーを高める効率的な方法(スピード要素を加味し神経系機能向上を目的とした筋力トレーニングをする必要がある)

Weyandらの研究

WeyandらはSLの長さと接地時間の短さがスプリントタイムと相関関係にあることを示し、速いスプリンターは、短い接地時間で鉛直方向の大きな床反力を生み出していると結論付けました。

 

Oliverらの研究

Oliverらは11~16歳の青少年を対象として調査を行い、SLの増加がスピードを増加させたと説明しましたが、その際、接地時間の短縮は認められなかったとしました。

 

したがって、接地時間、すなわちバイオメカニクス的にいうならば筋収縮のスピードは、思春期頃の自然な発達に伴って向上するものではないと考えられます。

 

つまり、観察されたSLの増加は、力が適用される時間によってではなく、適用される力の相対的増大によってもたらされた可能性が高くなります。

 

適用される力の増大を生み出すものは量的、質的変化であり、前者には除脂肪体重の増加、後者には、成熟に伴う筋腱構造の変化(内在的なスティフネスの増加や筋線維の羽状角の増加など)と神経系による動員方法の改善が含まれます。

 

Saloらの研究

Saloらによると、力の強い成人スプリンターは、大きな力を発揮してSLを増加させ最大スピードに到達するが、力とパワー発揮が低いアスリートは、中枢神経系の能力を活かして高いSFを生み出し最大速度を引き出す傾向にあるとしています。

 

この説を、青少年にあてはめると、力の弱い幼い子供は高いSFに依存して最大スピードを達成し、成熟した力の強い年長の子供はSLに頼る傾向があると考えられます。

 

スピード筋力とは「運動動作中に筋によって生み出される爆発力」のことになり、ストライド長を増加させたい場合、下半身の発揮パワーと爆発力を増加させる必要がある

引用・索引 NSCA JAPAN Volume21 Number5 page67


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