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青少年期を通じたアジリティトレーニングの焦点(神経の可逆性を利用し「ファンクショナルムーブメントスクリーン:FMS」「方向転換速度:CODS」「反応アジリティトレーニング:RAT」の向上を目指す)

2015.05.11 | Category: トレーニング

青少年期のアジリティトレーニングの焦点

青少年のアジリティ

アジリティトレーニングの構成要素

アジリティトレーニングを子供の成熟状況に応じた構成要素は、「ファンクショナルムーブメントスクリーン:FMS」「方向転換速度:CODS」「反応アジリティトレーニング:RAT」の3つになります。

 

子供には常にこの3つの構成要素に触れさせる必要がありますが、成熟段階に応じてトレーニングセッションで各構成要素に割り当てる時間が異なります。

思春期直前期のトレーニングの焦点

思春期直前期におけるトレーニングの焦点はFMSの発達にあります。

 

子供のFMSの発達は、運動能力の長期的育成にとって不可欠であり、後の身体活動レベルを向上させることが以前から指摘されています。

 

アジリティトレーニングに限定すると、子供のFMSの発達は適切な動作パターンを安全かつ楽しい環境にて習得するために極めて重要であると考えられます。

 

思春期頃のアジリティ能力向上の要因(ホルモン変化が神経系のさらなる発達、筋横断面積の増大、波状角の増大、筋線維タイプの分化を促し、力発揮能力を向上させる)

 

カッティング動作とオープンスキル

予期せぬカッティング動作中に膝関節の靭帯への負荷が、直線走よりも増大することが研究によって示されています。

 

これは膝関節の外反モーメントの増加が原因であり、前十字靭帯(ACL)の障害リスクを増大させます。

 

一般に若年女子は、予期せぬカッティング動作時の膝関節の外反角度が男子よりも大きく、したがってACL断裂のリスクは大きくなります。

 

予期せぬカッティング動作は大きな障害リスクを伴うために、まずFMSを育成することが(具体的には、体幹のブレーシング(ブレーシングとは、お腹周りの筋肉(腹横筋だけでなく、腹壁に関与する内腹斜筋や外腹斜筋を含めた筋)を引き締めること)に加え膝関節、股関節、足関節の安定)、アジリティの長期的発達の出発点と考えられています。

 

さらに、思春期直前期は、神経に可逆性がみられるために、小児期に適切な動作メカニクスを身に付けておき、その後の競技特異的動作においてより大きな外的負荷を経験させることが適切であると考えられます。

 

さらに、思春期直前期には、CODSとRATの両方を含む競技特異的動作を経験することも必要であると考えられます。

 

青少年期のアジリティ能力(アジリティパフォーマンスの重要な構成要素:方向転換速度(CODS)と認知的意志決定過程)

 

Elliottらの研究

Elliottらの研究では、若年サッカー選手における動作と筋の活動パターンは11歳までに明白になるとされています。

 

青少年期におけるアジリティの発達と認知的意志決定過程(シナプス回路の強化とシナプスの剪定が、反応時間短縮と総合的認知能力向上をもたらす)

 

思春期前のトレーニングの重点(脳と神経筋系の成熟速度が最大に達している思春期の子供に基本的運動スキル、基本的スポーツスキルを習得させる事は非常に重要である)

 

身体の速度を素早く落とす活動動作(減速)テクニックは傷害リスクを低下、さらにバランスを制御し、蓄積された弾性エネルギーをその後の動作へと効率よく移行する

 

高校生アスリートのためのシーズン中のトレーニング目標(最大筋力を維持し、パワーと高速の力発揮に転換し続けること)

引用・索引 NSCA JAPAN Volume21 Number5 pages43-44


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