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野球治療・野球リハビリテーションプログラムの実際(野球肩・野球肘)

2013.05.11 | Category: 投球障害治療

野球治療リハビリテーションプログラム

野球治療

今回、野球における肩、肘の障害についてのリハビリテーションプログラムシリーズを紹介していきます。

 

まず、今回は〘野球の動き〙から分析し、動きを分析してみると、

 

①ボールを捕る
②ボールを投げる
③ボールを打つ
④走ること
に大別できます。

ボールを捕ること

クラブ、ミットを使用し、ボールを捕る。

●ボールを捕ることにおいて大切な事

ボールのバウンドの仕方、飛び方を予測し得る事項に対し、反復練習を繰り返し、スムーズに、そして正確にボールを捕まえる能力が要求される。

 

ボールを投げる事

相手がバッターに対して投球をする。
野手が打者走者をアウトにするために、送球する。
この為、ボールを任意の距離にコントロール良く投げなければならない。

●ボールを投げることにおいて大切な事

肩関節の形状、構造上、球関節で3次元の動きをするため、パワーゾーンとも呼ばれる可動範囲がある。
腕を挙上する為には、上腕骨、肩甲骨、鎖骨、肋骨、胸骨、椎骨など様々な骨が関与する。
微妙な筋のバランスを崩すことにより元々肩関節に緩みのある選手が痛みを発症する場合もあり、使い過ぎによる疲労、及びフォームを崩すことによる障害に注意を向ける。
肩のコンディションを保つのは非常に難しい。

ボールを打つこと

投手の投球に対して、バットを使用して、遠くに強い打球を飛ばすこと。
また野手のいないエリアに打って、ファーストまで送球より早く達すれば、セーフになりランナーとして生きることができる。

●ボールを打つことに対して大切な事

バットという道具を利用して、ボールの反発力を最大限に発揮させる筋力と効率の良いフォームが求められる。
それにもまして、140km前後のボールをしっかりと捕える効率の良い技術と視力が必要である。
この技術は、反復練習により、ボールの軌跡(変化)を予測する視力と、手の協応性の訓練により高めなければならない。

走ること

守備において打球まで早く追いついたり、ランナーとして送球より早くベースに達するには、走力も高くなくてはならない。

●走ることにおいて大切な事

野球における走りは方は、ベースを踏んで直角に曲がらなくてはならないために、腰を落とした走法が良いとされてきた。
これは、横に動く場合、膝を曲げた方が、動きやすいので、そのように言われてきたものと思われるが、ランニングのスキル連取をしっかりと積めば、走塁と守備での走り方が使い分け出来るようになる。
走塁の場合、加速期がほとんどでスタートの反応とスライディングの技術をしっかりと習得しなければならない。
守備での動きは、内野手の場合動く範囲は狭いが、前後左右に素早く動かなければならない。
クロスオーバー・ステップやシャッフル、ギャロップなどのステップなどを組み合わせて俊敏な動きを訓練する。
また、外野手のボールの落下点までのランニングでは、ボールから目線を切らさずに頭(目)の上下動をなるべく少なく、走る技術を身につけなけばならない。

捕る(守備)

①他人にゴロを転がせてもらい捕球する。
正面から左右に。

②キャッチボールなど少しスピードのあるボールを捕球する。

③ペッパーゲームなどで打者と対して予測し難い打球を捕球し送球する。

④正面から左右前後に緩い」ボールのノック。
強いボールに徐々に高めていく。

⑤フリーバッティングなどで実際の打球を処理する。

実戦に近い形での捕球から送球までをチェックする。
(全力でプレーできる状態)

⑥ゲーム形式の守備。

⑦ゲーム参加。

投げる

①距離、球数、頻度などしっかりと把握し、オーバーユースとフォームの変化をチェックする。

②徒手抵抗、ゴムチューブ、ダンベル、ウェイトマシーンなどを使用し、マイナーマッスルから、メジャーマッスルへと取り組んでいく。

③フォームの確認を行う。
テイクバック時の腕の軌道を確認し、その選手の肩甲上腕リズムに合ったトップを見出す。
その位置での上腕骨の外転位置(肩甲平面上、肘の高さ)肘関節屈曲位の適正化を場合によっては徒手抵抗をかけながら、チェックする(アーリーコッキング期の状態)。

 

打つ

①ペッパー(パートナーに10~50ⅿ離れた位置でボールを投げてもらい、それをバットコントロールしうまく使い、打ち返す)ができる。

②軽く空振りができる。

③ティーバッティング(ゴム台の上にボールを置いて)ができる。

④トスバッティング(パートナーにボールをトスしてもら)ができる。

⑤ハーフバッティング(15~18ⅿの距離で緩い球を投げてもらい打ち返す)ができる。

⑥フリーバッティング(正規の距離より普通のボールを投げてもらい打ち返す。このバッティングではフルスイングが出来なければ行えない。)ができる。

⑦シートバッティング(投手がゲーム形式で投げるボールを打ち返す)ができる。

⑧ゲームでフルスイングが出来る。

走る

①歩くことが出来る。

②ジョギングが出来る。

③ステップ、カッティングなど基礎的な動きの確認。

④直線が走れる。スピードアップ。

⑤横の動きが出来る。様々なステップも確認。スピードアップ。

⑥スタートとストップができ、切り返しがうまく行える。

⑦スライディングが出来る。

⑧ゲームに出る。

 

 

索引アスレチックトレーナー教本 日本体育協会


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