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前十字靭帯(ACL)障害予防のためのトレーニングプログラム(不適切な筋の活性化を修正し、着地時にかかる力を減少させ、膝関節の外反モーメントと回旋を減らし、ハムストリングの筋力を増加させることを目的とする)

2015.05.25 | Category: アスレティックリハビリテーション

前十字靭帯の障害予防プログラム

前十字靭帯障害予防トレーニング

前十字靭帯(ACL)障害予防のためのプログラムとして

コアの強化、関節の安定、バランストレーニング、ジャンプトレーニングに重点を置く神経筋系のトレーニング介入によって、膝関節の外反・内反モーメントや過伸展などの着地時の誤った姿勢を修正、改善できることが研究によって示されています。

 

また、ウォールジャンプやタックジャンプなどのジャンプドリルを含むプライオメトリックトレーニングも、不適切な筋の活性化を修正し、着地時にかかる力を減少させ、膝関節の外反モーメントと回旋を減らし、ハムストリングの筋力を増加させることを目的として、ACLの障害予防プログラムにおいて効果的とされています。

 

プライオメトリックトレーニング後には、予備的な筋の共収縮の増大、着地時にかかる力の減少、そしてハムストリングのトルクの増大が観察されています。

 

前十字靭帯(ACL)損傷と大腿四頭筋とハムストリング(膝関節の屈曲角が0°(完全伸展)~45°で大腿四頭筋が強く収縮する際、ハムストリングの収縮(共収縮)がその強さに見合わない場合、前向きの力が発生しACLの負担が増える)

 

前十字靭帯(ACL)損傷と女性選手(解剖学的因子:顆間切痕幅と膝関節の弛緩、ACL伸張強度や月経状態などの成長因子、性ホルモン因子とバイオメカニクス的因子:動作パターン、筋力不均衡、筋活動パターン)

プライオメトリックトレーニング

プライオメトリックトレーニングには、ジャンプの着地を素早く連続して行う多方向の連続ジャンプが含まれます。

 

このような運動では、前後左右に傾くことなく真っ直ぐ上方に飛ぶこととともに、正しい姿勢と身体アライメントが重要になり、膝関節と股関節を屈曲させて柔らかく着地すると同時に、直ちに次のジャンプの準備をするようにアスリートに指導します。

 

また、トレーニングでは、ジャンプと着地を両足で行うエクササイズから、片足で行うエクササイズに移行することによってプログラムを漸進させ、筋力、パワー、アジリティを向上させることに重点を置きます。

 

プライオメトリックトレーニングは、着地時にかかる力と膝関節の外転・内転モーメントを減少させ、ハムストリングの筋力を増加させることが示されています。

 

爆発的パワー発揮を効果的に向上させるプライオメトリクストレーニングの神経学的・生理学的理論

プライオメトリックトレーニングと他の様式のトレーニングとの組み合わせ

プライオメトリックトレーニングと他の様式のトレーニングと組み合わせることで、傷害リスクが低下すると考えられています。

 

高校女子サッカー選手を対象として、身体姿勢を意識することと高リスク動作を避けることに重点を置いて、プライオメトリックトレーニング、競技特異的心臓血管系コンディショニング、コードドリル、ストレングストレーニング、柔軟性トレーニング、加速ドリルを実施した研究の結果、このようなプログラムを実施しなかった選手と比較すると、ACLの損傷は少ない(プログラムに参加した選手のACL受傷が1件に対し、参加しなかった選手は8件)なりました。

 

ランディングとカッティングの女子アスリートパターンと前十字靭帯損傷(着地中のアライメント不全は、膝関節過伸展、脛骨内旋が起こり、膝関節最大屈曲角が10.5°減少する)

 

前十字靭帯損傷とレジスタンストレーニング(ACLの歪み{膝関節の外反と股関節の内転を減少}を減少させるハムストリングの共収縮{膝関節の屈曲角を増大させる}が果たす役割を考えると、筋力増大は重要な要素になる)

 

前十字靭帯損傷(ACL)と神経筋トレーニング(着地中の膝関節の屈曲角を増大させ、膝関節屈曲モーメント、外反モーメントを減少、膝関節の最大外反角を減少させる)

 

前十字靭帯損傷(ACL)トレーニングプログラム(十分な神経筋の活性化、筋力、膝関節への少ない負荷で着地とカッティングを行うテクニックを身に付けることが障害リスクも低下させる)

 

思春期における前十字靭帯損傷のリスク因子(思春期の筋骨格系の成長がそれに相応する神経筋の適応を伴わないことにより内的ACL(前十字靭帯)損傷リスク因子を助長する)

引用・索引 Strength & Conditioning Journal Volumes35 Number2 pages66-78


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