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筋力強化を考えた場合のセット間ストレッチの活用(活動中の筋に乳酸、水素イオン、ナトリウムイオンとリン酸の蓄積をもたらし、エクササイズに対する成長ホルモン(GH)の応答に重要)

2015.06.03 | Category: トレーナー

ストレッチと血流制限

ストレッチ

受動的ストレッチと能動的ストレッチ

受動的および能動的ストレッチ、特に能動的ストレッチは、局所の筋の酸素摂取を一時的に妨げる可能性が高く、それが血管の局所的な圧迫に起因することはかなり広く認められています。

 

他にも多くの研究者が、血流の制限は筋内で局部的に偏りがあり、筋の中心部では血流が一層大きく減少すると指摘しています。

 

これらの場所による相違は、局部の組織圧の違いが原因であり、それらにより筋の伸張および短縮中に剪断力が生じ、続いて血管の部分的な加圧をもたらします。

 

ストレッチングの効果(柔軟性、障害予防、パフォーマンス向上、疲労の回復、リラックス)

ストレッチと血流

Pooleらは、ストレッチは単に血流を低下させ、したがって、酸素の運搬と代謝物の除去を減少させただけではなく、赤血球の流動力学を変化させ、それが血液組織の酸化を損なう可能性を明らかにしました。

 

これらの減少の原因はストレッチにより圧迫と長軸方向の伸張により血管の直径が受動的に収縮すること、および筋線維と筋束の構造配置の違いにより、血管が圧迫されることによります。

 

上述の血流制限に関する情報を前提とすると、休憩時間、特に能動的ストレッチ中に虚血を起こさせることは、疲労と代謝産物の両方の蓄積をもたらすと考えられます。

 

相対的な加圧は、循環系のクリアランス能を低下させると考えられ、それは活動中の筋に乳酸、水素イオン、ナトリウムイオンとリン酸の蓄積をもたらし、エクササイズに対する成長ホルモン(GH)の応答において重要になります。

 

ストレッチングの種類(筋の腱の弾性減少には自原性抑制と相反性抑制が大きく関与)

 

RodneyおよびSchottらの研究

RodneyおよびSchottらは、筋力と筋量の増大には、疲労と代謝産物の蓄積が重要であることを明らかにしています。

 

さらに、肥大反応の促進は、血流制限を用いたエクササイズでは躊躇であり、より大きなタイプⅡ線維の運動単位の動員と、その結果それらの筋線維にかかる機械的な負荷に起因する可能性があると論じています。

 

高エネルギーのリン酸や他の代謝産物の急激な変化が、筋肥大のシグナル伝達を引き起こす正確なメカニズムはまだ解明されていませんが、Meyerらは、アデノシン一リン酸に依存するプロテインキナーゼのような代謝センサーが骨格筋の成長を制御する役割を果たしていると示しています。

 

クールダウンの目的別の方法と効果(CK活性値低下、浮腫軽減、遅発性筋痛抑制など)

 

ストレッチとホルモンの放出

血流制限の研究に関して低負荷の加圧トレーニングにより、血漿中のGH濃度が極めて大きく、また急激に増加することが示されています。

 

休息中のストレッチなど虚血の状況では、代謝産物とイオンは消失するよりむしろ蓄積すること、その蓄積が今度はGHの分泌とIGF-1の濃度上昇をもたらす可能性があります。

 

Perroneらによるとストレッチにより骨格筋の筋肥大は、IGF-1の増加した自己分泌がかかわている可能性があり、IGF-1は骨格筋の筋肥大の成長因子であり、ストレッチは生体内でIGF-1のmRNAの濃度を高めるためであるとされています。

 

ストレッチング(柔軟性を改善させるためには伸張反射を起こさせず、自原性抑制あるいは相反性抑制を生じさせるかが重要)

 

筋力を最大化するためのトレーニング(神経筋系は、断面積、筋原線維の数、筋量、運動単位の動員を増大させ、運動能力を改善同期性を高めることにより適応する)

 

ストレッチの生理学的作用(受動的なストレッチを10分行うと速筋である指伸筋のAkt活動が有意に増大し、機械的張力が、速筋線維内のAktを活性化する仕組みに関わる可能性がある)

引用・索引 Strength & Conditioning Journal Volume33 Number1  pages81-87


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