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ストレッチの生理学的作用(受動的なストレッチを10分行うと速筋である指伸筋のAkt活動が有意に増大し、機械的張力が、速筋線維内のAktを活性化する仕組みに関わる可能性がある)

2015.06.27 | Category: トレーニング

ストレッチの生理学的作用

ストレッチの生理学

 

ストレッチとシグナル経路

筋肉に本質的に備わるいくつかの因子、例えば細胞内の情報伝達(機械的な張力の細胞内シグナル変換)などが筋肥大に関わっています。

 

多くの潜在的な主要因子(IGF-1、筋原性成長因子、プロテインキナーゼB:PKB、セリン/トレオニンプロテインキナーゼ:Akt、哺乳類ラパマイシン標的タンパク質:mTOR、70-kDaリボソームS6キナーゼ:P70S6K)が骨格筋の筋肥大に関わることが確認されています。

 

筋力強化を考えた場合のセット間ストレッチの活用(活動中の筋に乳酸、水素イオン、ナトリウムイオンとリン酸の蓄積をもたらし、エクササイズに対する成長ホルモン(GH)の応答に重要)

 

ストレッチの筋肉痛の緩和の生理学的効果(血漿キニン分解・β-エンドルフィン分泌促進)

プロテインキナーゼB:PKB、セリン/トレオニンプロテインキナーゼ:Akt

酵素のプロテインキナーゼB:PKB、セリン/トレオニンプロテインキナーゼ:Aktは適応に対する短縮性筋活動の制御効果、特にストレッチの作用について関与しています。

 

筋の収縮が様々な線維タイプで構成された骨格筋内のAktを活性化することが知られています。

 

ある研究では、受動的なストレッチを10分行うと速筋である指伸筋のAkt活動が有意に増大し、機械的張力が、速筋線維内のAktを活性化する仕組みに関わる可能性があることを示しました。

 

ストレッチングの効果(柔軟性、障害予防、パフォーマンス向上、疲労の回復、リラックス)

ストレッチと筋力パフォーマンス

ストレッチを1回のワークアウトの中で用いる場合と、筋肥大トレーニングのように複数回のワークアウトで反復的に用いる場合がありますが、それらのストレッチが筋のパフォーマンスに影響を及ぼすことを理解することも重要になります。

 

Robiniらはストレッチ後の一時的な筋力(等尺性、等張性、等速性)の低下(-4.5~-28%)とジャンプパフォーマンスの低下(-7.3~-3.2%)を明らかにしました。

 

しかし、上記の低下減少は、ストレッチのプロトコルの長さ、エクササイズ数とセット数、各セットの持続時間などと相関関係があり、大多数の研究では、それらが通常の研究で推奨される時間を上回っていると結論づけました。

 

例をあげると、足底屈筋の受動的ストレッチを30分行うと随意筋力が28%低下し、20分の受動的ストレッチでは随意ピークトルクが10%低下しました。

 

また、一時的な10分間の受動的ストレッチの後は、随意最大等尺性筋活動が7%低下し、5分間のトレッドミルまたは自転車によるウォームアップと1~4分間の静的ストレッチの後は、有意ではありませんが、爆発的な発揮筋力の低下(0.3~3.6%)がみられました。

 

ストレッチの持続時間が短くなるにつれて、パフォーマンスに及ぼす静的ストレッチのマイナス効果が低下するということも示されており、セット間の30~60秒のストレッチは、特にストレッチと次のパフォーマンスの開始との間の時間が長い場合には、次のセットの運動学と運動力学に対する影響は限られると推論されています。

 

ストレッチングの種類(筋の腱の弾性減少には自原性抑制と相反性抑制が大きく関与)

 

ストレッチング(柔軟性を改善させるためには伸張反射を起こさせず、自原性抑制あるいは相反性抑制を生じさせるかが重要)

引用・索引 Strength & Conditioning Journal Volumes33 Number1 pages81-87


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