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トレーニングと一酸化窒素:NOの生理学(血小板粘着や白血球付着を低減し、平滑筋の細胞増殖を抑え、神経伝達と筋萎縮/肥大を調節し、衛星細胞の増殖を刺激し、血流と免疫防御を向上させる)

2015.09.16 | Category: サプリメント

一酸化窒素

一酸化窒素

一酸化窒素とは

一酸化窒素(NO)は、平滑筋の血管弛緩をもたらすことが発見され、そのため、当初は内皮由来弛緩因子と呼ばれていました。

 

NOは、一酸化窒素合成酵素として知られる酵素群により、アミノ酸のひとつであるL-アルギニン、酵素、および様々な補因子から体内で合成されます。

 

特に、低濃度(ナノモル濃度)での短時間のNO産生は、生理機能に有効であり、例えば、血小板粘着や白血球付着を低減し、平滑筋の細胞増殖を抑え、神経伝達と筋萎縮/肥大を調節し、衛星細胞の増殖を刺激し、血流と免疫防御を向上させます。

 

アミノ酸(分岐鎖アミノ酸(BCAA:Branched Chain Amino Acids)EAAの中でもタンパク質の代謝や神経機能および血糖とインスリンの調節の役割を果たす)

一酸化窒素の作用機序

NOの作用機序は、環状グアノシン一リン酸(cGMP)依存性のシグナル伝達系と非依存性のシグナル伝達系の両者によって媒介されます。

 

NOは血流の向上や筋萎縮/肥大の調節に対して影響を及ぼし、主張されている血流増加が、運動中の骨格筋へ酸素や栄養素(アミノ酸、脂肪酸、グルコースなど)の運搬を増加させることを示唆しています。

 

さらに、エクササイズパフォーマンス後も血流の増加は維持され、エクササイズからの回復も向上させ、筋肥大をもたらします。

 

運動による筋肥大経路(機械的刺激が標的細胞に形質導入し分解よりも合成に有利に働くよう筋タンパク同化シグナル伝達経路を刺激する)

 

一酸化窒素とエクササイズ

エクササイズトレーニングと食事摂取に絶えず適切に気を配ることが体格の発達と身体能力における成功の大部分を左右します。

 

また、NOが高強度のセッションに応じて増加し、定期的なトレーニングへの適応としてとして増加することも理解するべきとされています。

 

十分なトレーニング経験者は、非活動的な人に比べ、安静時循環NO濃度が高い可能性があり、このような傾向は、NOそのものは半減期がわずか3~4秒であるため、NO代謝による安定生成物の組み合わせ測定物によって示されます。

 

※安定生成物である硝酸エステル(NO3-)と亜硝酸塩(NO2-)を利用し、血中、尿中濃度を測定する。

 

血流の調整には、血流依存性血管拡張、筋収縮誘発性の抵抗血管のゆがみ、エンドリセン、アデノシン、プロスタサイクリンなどの化学物質の変質、および体温、pO2、pCO2、phなどの変化も関わり、循環NO濃度を最大化することが目標であれば、トレーナーやコーチはこの点をクライアントやアスリートに対して徹底する必要があります。

 

有酸素性トレーニングが動脈硬化に有効な一つの要因(血管収縮物質:エンドリセン)

 

アルギニン(2型糖尿病患者において、血圧と血糖値を低下、インスリン感受性を高め、低糖質食中のタンパク質の異化作用を抑制する)

引用・索引 Strength & Conditioning Journal Volumes32 Number2 pages14-20


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