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ストレッチ-ショートニングサイクル(伸張-短縮)のメカニズムと強化方法(経済的なスプリント走(SSCの効率的な利用)では、力学的エネルギー全体のおよそ60%を回復することができる)

2015.07.21 | Category: トレーニング

ストレッチ-ショートニング(伸張-短縮)サイクルのメカニズムと強化方法

プライオメトリックトレーニング

ストレッチショートニングサイク(SSC)の効率的なメカニズム

ストレッチショートニングサイク(SSC)の効率的なメカニズムは、エネルギーを節約し、推進力を増大させます。

 

よく知られていることですが、反動動作(予備伸張)を行なった垂直跳びでは、(反動動作を伴わない)スクワットジャンプよりも鉛直方向の変位(跳躍高)が大きくなります。

 

研究結果からその変位の違いは18~20%から20~30%の範囲であり、跳躍高で換算すると約2~4cmになり、さらに、反動動作中の負荷やその速度を増大させます。

 

ストレッチ-ショートニングサイクル(SSC)

この現象は、「ストレッチ-ショートニングサイクル(SSC)」といわれるメカニズムの効果になります。

 

SSCは、伸張性局面(筋が伸ばされる)の後に等尺性の移行期(償却局面)が続き、その結果爆発的な短縮性筋活動が起こることが説明されています。

 

SSCは「プライオメトリックス(Plyometrics)」と同意語であり、「筋の可逆的活動(Reverside actio of Muscles)」とも呼ばれます。

 

その他のSSC活動の例としては走る、歩くなどの自然な動作の一部や投球動作のワインドアップなどがあげられます。

 

プライオメトリックトレーニングの重要性(ストレッチ・ショートニング・サイクルは神経、筋の機能改善に伴う爆発的パワーの向上により、多くの種目の競技パフォーマンスに影響を与える)

短縮性筋活動(推進力)

SSCの効率的な利用はアスリートに運動の代謝コストの低下をもたらします。

 

これは、重い四肢の動物の走動作のエネルギーコストは、軽い四肢の動物とほぼ同じであることを示唆するデータによって裏付けられています(重い四肢は負荷と負荷速度を増加させる)。

 

さらに、Verkhoshanskyらの報告によると、経済的なスプリント走(SSCの効率的な利用)では、力学的エネルギー全体のおよそ60%を回復することができます(失われる40%は、次のサイクル中の代謝プロセスにより補充される)。

 

さらに、この非代謝性エネルギー源は走速度が上がるにつれて増加することが報告されています。

 

伸張-短縮サイクル:SSC(伸張反射による短縮性筋活動が生む収縮力が増強され、この反射は運動神経の興奮レベルと動作の振幅の小ささに影響する)

 

SSCと競技パフォーマンス

多くの競技動作は、その運動スキル中においてどれくらいSSCの効率的な利用ができるかによりパフォーマンスが左右されるので、SSCはきわめて重要になります。

 

SSCのエクササイズを取り入れて効果を上げるためには、まず、SSCの基本的なメカニズムを理解しなければなりません。

 

SSCのメカニズムを説明する研究者の報告では、弾性ひずみエネルギー、不随意神経プロセス、自動可動域の増大、長さ-張力関係の特性、予備緊張の張力、さらには予備伸張の本質的作用によるコーディネーションの促進などの重要性が至適されています。

 

長距離選手のプライオメトリックトレーニングの利点(高い着地衝撃に対応することを助け、筋のコンプライアンス(柔らかさ)を左右するゴルジ腱紡錘を徐々に抑制して、推進力とRE、RFDの向上を促す)

引用・索引 Strength & Conditioning Journal Volume32 Number4 pages100-106


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