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同じ有酸素性運動をしても男性より女性が息切れするのはなぜか?(女性のほうが男性よりも、横隔膜の電気的活性化が大きくなる)

2015.07.09 | Category: トレーニング

 同じ年齢の男女が同じ運動をすると、女性は男性よりも消耗し、呼吸が苦しくなる

男女の最大酸素摂取量の差

男女の呼吸筋の機能の性差

カナダ、マギル大学(モントリオール)の研究チームが、労作性呼吸困難に関する男女の生理学的機能の違いを解明するため、タバコを吸わない20歳から40歳の健康な男女各25人(計50人)にエアロバイクで運動負荷試験を行い、呼吸・循環機能、代謝機能、息切れの度合いをモニターすると同時に、食道に電極カテーテルをつけて、呼吸をコントロールする横隔膜の筋電図測定を行ったところ、女性のほうが男性よりも、横隔膜の電気的活性化が激しいこと、すなわち筋肉の活性度(働き具合)が大きくなっていることが分かりました。

 

長距離ランナーのための有酸素性能力(VO2maxを向上させるには最大強度付近でのインターバルトレーニングが有効{58mL/kg/minを超える})

生理学的機能の男女差

主任研究者のデニス・ジェンセン博士によると、これは生物学的に女性は肺や気道が小さいため、運動中はそれを補うために呼吸筋をより活性化させる必要に迫られることを示しています。

 

ジェンセン博士は「こうした生理学的機能の男女差が存在することは、今後、高齢者や循環器・肺疾患を抱える人たちの息切れ症状、運動能力の改善策を模索するうえでヒントとなるだろう。また、肥満の人たちのあいだにもこうした男女差が見られるのかどうか、さらに研究を進めていく必要がある」と述べています。

※ジェンセン博士らの研究結果は『Experimental Physiology』に発表されています。

 

赤血球に含まれるヘモグロビンは血液のO2運搬能力に関与するために40~50%低下した場合、酸素摂取量が減少し有酸素性能力が低下する

 

長距離走のパフォーマンス向上のポイント(筋の面積当たりの毛細血管数とミトコンドリア密度を上げ酸素の拡散と利用を促し、1回拍出量と心拍出量を最大限に多くすること)

 

マラソン(持久系競技)における最大酸素摂取量の性差(女性は男性の70%程度だが、体重1kg当たりは、男女ほぼ同じ数値を示す)

出典元:Women have greater shortness of breath than men when exercising due to greater electrical activation – Physiological Society(11/6)

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