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ブログ記事

思春期における前十字靭帯損傷のリスク因子(思春期の筋骨格系の成長がそれに相応する神経筋の適応を伴わないことにより内的ACL(前十字靭帯)損傷リスク因子を助長する)

2015.08.25 | Category: アスレティックリハビリテーション

思春期における前十字靭帯損傷リスク因子の急増

前十字靭帯損傷リスク

性差による成熟と前十字靭帯損傷リスク

男子は、実年齢を重ねるとともに、成熟段階と相関してパワー、筋力、コーディネーションの増大示す一方、女子は、思春期を通じて示す変化が有意に小さいことが示されています。

 

女子は、男子にみられる身長、体重、神経筋パフォーマンス間の相関関係は、思春期には存在しないとされています。

 

例えば、バーティカルジャンプ高(全身のパワーを示す数値)は男子においては思春期に着実に増大しますが、女子においてはそうではありません。

 

思春期の筋骨格系の成長がそれに相応する神経筋の適応を伴わないことによって、ある種の内的ACL(前十字靭帯)損傷リスク因子を助長する可能性があります。

 

このような内的リスク因子は、しかるべきタイミングで対処しなければ、思春期から成熟期へと継続して、ACL損傷の発生を高める可能性があります。

 

前十字靭帯(ACL)障害予防のためのトレーニングプログラム(不適切な筋の活性化を修正し、着地時にかかる力を減少させ、膝関節の外反モーメントと回旋を減らし、ハムストリングの筋力を増加させることを目的とする)

前十字靭帯損傷予防のためには神経筋系トレーニングが必要

神経筋トレーニングプログラムは、膝関節外転の大きさを低下させることに効果を示しています。

 

また、神経筋トレーニングは女子アスリートにおけるACL損傷率を低下させることも示唆されています。

 

神経筋トレーニングプログラムはプライオメトリックトレーニングとテクニック分析を統合したものであることが多く、また進行中の研究により、膝関節の外転の大きさは、ACL損傷リスクの高い女子アスリートの識別に役立つことが示されています。

 

Fordらの研究では、思春期の女子は成長期の一年で、着地課題中の膝関節外転動作において大きな変化を示すことが見出されています。

 

さらに、すでに報告されたリスク因子である膝関節外転動作とトルクに関して、女子は男子と比較して思春期後数年間連続して有意に大きいことが示されています。

 

前十字靭帯損傷(ACL)トレーニングプログラム(十分な神経筋の活性化、筋力、膝関節への少ない負荷で着地とカッティングを行うテクニックを身に付けることが障害リスクも低下させる)

 

ジュニア競技選手の傷害予防プログラム(FIFA-11プログラムは体幹の安定化、ハムストリングのエキセントリックトレーニング、バランスエクササイズによる固有感覚受容器の向上、下肢筋群の動的安定化とプライオメトリックによる神経筋コントロールの要素を含んでいる)

引用・索引 Ford KR Myer GD and Hewett TE Valgus knee motion during landing in high school female and male basketball players.Med Sci Sports Exerc 35:1745-1750.2003


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