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ジュニア野球選手の基本的な体力の獲得の意義(安定性を得ることで、動作の中での可動を効率化、静的、動的なバランス能力を向上させることで、野球の技術向上における基礎、障害のリスクを軽減させる)

2015.08.29 | Category: 投球障害治療

ジュニア野球選手の基本的な体力の獲得

ジュニア野球選手の基本的な体力の獲得

調整能力の向上

調整能力の向上においては、発育に伴う神経系の発達と、運動を繰り返すことにより生ずる神経系内での可塑的な変化が主に関与していると考えられていますが、Strength&Conditioningの立場からは、特に後者における「運動の繰り返し」といった点には注目しなければなりません。

 

※つまり、「運動の繰り返し」を支える体力の獲得、そして「運動の繰り返し」による障害の防止です。

 

より多く練習を繰り返すことは、技術習得の機会を増やす一方で、身体への負担がその許容量を超えた場合は障害につながります。

 

ジュニア野球選手のトップアスリートとしてスキル向上を目指す際に重要とされる能力(「完成像、理想像を明確にもつ」「運動観察眼をもつ」「動きのコツを明確に挙げることができる」「指導者や仲間の「ことば」を理解できる」)

障害を予防するアプローチ

  1. 許容量の拡大
  2. 効率的なリカバリー
  3. 動作の適正化

 

野球においては獲得すべき技術が多いことから、特に動作の適正化において細かく対応することは現実的には難しく、特に発育過程にある野球のジュニア選手に対しては、成長に伴い適応させていく点が多いことからも、そうした経験の機会を広げる基本的な体力の獲得を目指すことが望まれます。

 

そして、青少年の身体発達モデルでも全年齢で強調されているように、筋力の獲得が重要となりますが、これにより、例えば安定性を得ることで、動作の中での可動を効率化したり、静的および動的なバランス能力を向上させることで、野球の技術向上における基礎だけではなく、障害のリスクを軽減させることにもつながり、ジュニアの段階から、これが日々の練習の中において、単に「追加」されたものとしてではなく、技術練習に通ずる必須のものであるという認識を、教育していくことが望まれます。

 

野球のジュニア選手の投球動作(投球動作を高いレベルへ導く要因として、体幹や下肢の強さが求められるが、下肢の筋量は遅れて増加する傾向がある)

 

適切なリカバリーと傷害予防

また、練習による身体への負担をできるだけ効率的に回復させることも重視しなければなりません。

 

適切なリカバリーは、障害や傷害へのリスクを軽減させ、継続的に競技へ取り組むことを可能とし、将来的に高いレベルで競技に携わる場合においては、そこで強い疲労を誘発する高強度のトレーニングが要求されることからも、ジュニアの段階から、自らの身体の状態に関心をもたせ、より良い状態で競技に臨む習慣を身につけることが重要になります。

 

ジュニア野球選手の打撃動作をより洗練させるためには(スイングスピードと相関がみられるのが除脂肪体重である)

 

ジュニア選手の最も身長が伸びる時期(PHV:Peak Height Velocity)を考える(急激な骨の伸長により骨密度が一時的に停滞もしくは低下し、筋の組織形態が追いつかず張力の高い状態(柔軟性の低下)になる)

 

ジュニア競技選手の傷害予防プログラム(FIFA-11プログラムは体幹の安定化、ハムストリングのエキセントリックトレーニング、バランスエクササイズによる固有感覚受容器の向上、下肢筋群の動的安定化とプライオメトリックによる神経筋コントロールの要素を含んでいる)

 

ジュニア野球選手の技術へのアプローチ(スクワットなどの基本的なトレーニングは「足の裏全体で実施する」「正しい背中のラインを維持する」野球の技術でも要求される重要な動作に発展する)

 

ジュニアスポーツにおける慢性障害(前十字靭帯や半月板損傷のうち、約50%は10~20年後に痛みや機能障害にかかわる変形性関節症になっている)

 

性差による膝関節傷害(女子選手の着地姿勢では、衝撃吸収のために大殿筋より大腿四頭筋を用いる傾向がある為に膝関節に前方剪断力が増す)

引用・索引David J Szmanski 「Contributing Factors Increased Bat Swing Velocity」


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