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ジュニアスポーツにおける慢性障害(前十字靭帯や半月板損傷のうち、約50%は10~20年後に痛みや機能障害にかかわる変形性関節症になっている)

2015.09.08 | Category: アスレティックリハビリテーション

ジュニアスポーツにおける慢性障害

ジュニア選手の慢性障害予防

オーバーユース障害

ジュニア選手のオーバーユース障害は、多くが骨端部への牽引ストレスが原因しており、サッカーで全傷害の10~34%、バスケットボールでは38%を占めています。

 

部位別にみると、上位の慢性障害は、野球、テニス、水泳の選手において、野球肘(リトルリーグ肘)、腱板(ローテーターカフ)炎、野球肩(リトルリーグ肩)、インピンジメント症候群などが頻繁に発生しています。

 

ジュニア競技選手の傷害予防プログラム(FIFA-11プログラムは体幹の安定化、ハムストリングのエキセントリックトレーニング、バランスエクササイズによる固有感覚受容器の向上、下肢筋群の動的安定化とプライオメトリックによる神経筋コントロールの要素を含んでいる)

下肢の慢性障害

下肢の慢性障害では、サッカー、バスケットボール、バレーボール、器械体操などの繰り返しのジャンプやカッティング動作を主因とする膝のオスグッド病の発生がみられます。

 

サッカー、陸上競技などの競技において、アキレス腱や足底筋膜の付着部である踵骨骨端部への慢性ストレスによるシーバー病が多いのが特徴です。

 

ジュニア野球選手の基本的な体力の獲得の意義(安定性を得ることで、動作の中での可動を効率化、静的、動的なバランス能力を向上させることで、野球の技術向上における基礎、障害のリスクを軽減させる)

 

オーバーユースと慢性障害

オーバーユースの障害のひとつである疲労骨折は、機械体操、バレエ、バレーボール、テニスで頻繁にみられ、特に器械体操では、繰り返される脊柱過伸展を原因とした腰部疲労骨折である脊椎分離症が多くなります。

 

長期間にわたって将来の競技人生や日常生活に大きな影響を及ぼす怪我には、膝のACL(前十字靭帯)損傷や半月板損傷があり、ACLや半月板損傷のうち、約50%は10~20年後に痛みや機能障害にかかわる変形性関節症になっていることが報告されています。

 

ACL再建術の平均11.5年で、患者の14~27%が重大な機能障害で苦しんでおり、日常生活を変えざるをえない状況になっています。

 

ジュニアスポーツにおける傷害予防(米国では傷害予防対策のひとつとして、早期に専門化を行わず、ジュニア期には多様な種目を経験するように提言されている)

 

スポーツ傷害に関わる外的因子と内的因子

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重症度の高い足関節捻挫の発生と既往歴との間には有意な相関関係がある(バランスが悪い(姿勢動揺大きい)選手は、バランスが良い(姿勢動揺小さい)選手に比べて足関節捻挫の受傷率が約7倍高い)

 

下肢における筋挫傷および慢性障害予防(障害予防には下肢筋群の柔軟性の改善、さらに適切なアライメントには、骨盤周囲の体幹筋群の安定性が重要になる)

引用・索引 Benjaminse A.& Otten .ACL injuryprevention.more effective with a different way of motor learning knee surg sports TraumatolArthrosc.19:622-627.2011


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