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重症度の高い足関節捻挫の発生と既往歴との間には有意な相関関係がある(バランスが悪い(姿勢動揺大きい)選手は、バランスが良い(姿勢動揺小さい)選手に比べて足関節捻挫の受傷率が約7倍高い)

2015.09.10 | Category: アスレティックリハビリテーション

障害予防

足関節捻挫予防ジュニア期

障害発生メカニズム

障害予防には、下記に示したように傷害の発生原因やメカニズムを理解する必要があります。

  1. スポーツ傷害の発生状況を把握する
  2. スポーツ傷害の原因やメカニズムを理解する
  3. 傷害予防の方法を導入する
  4. 障害予防方法の効果を検証する

ジュニアスポーツにおける傷害予防(米国では傷害予防対策のひとつとして、早期に専門化を行わず、ジュニア期には多様な種目を経験するように提言されている)

スポーツ障害の内的、外的因子

スポーツ傷害の発生原因は、外的因子と内的因子に分類されます。

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これらの2つの因子を十分に理解し、ジュニア選手の指導をする必要がありますが、その中でも外的因子として、特に日本では指導者の教育、練習方法やトレーニング方法の改善が急務とされています。

 

また、内的因子のうち変更できない因子において、子供の身体の発育発達や思春期の成長加速現象には相当な個人差があるため、各選手の発育発達に合わせた指導方法を各競技スポーツで検討する必要もあります。

 

ジュニア競技選手の傷害予防プログラム(FIFA-11プログラムは体幹の安定化、ハムストリングのエキセントリックトレーニング、バランスエクササイズによる固有感覚受容器の向上、下肢筋群の動的安定化とプライオメトリックによる神経筋コントロールの要素を含んでいる)

 

足関節捻挫の予防

足関節捻挫の既往歴を持った選手は再発のリスクが高く、なおかつ、重症度の高い足関節捻挫の発生と既往歴との間には有意な相関関係があることが明らかにされています。

 

高校バスケットボール選手を対象にした姿勢動揺によるバランス測定評価研究によると、バランスが悪い(姿勢動揺が大きい)選手は、バランスが良い(姿勢動揺が小さい)選手に比べて足関節捻挫の受傷率が約7倍高いことが報告されています。

 

これらのことは、足関節捻挫の既往歴を持つ選手の再発予防、あるいは既往歴のない選手における傷害発生率低下に、バランス能力の向上が必要不可欠であることを示唆しています。

 

バランス能力の改善にはバランスボードやバランスマットを用いたエクササイズが効果的になります。

 

ジュニアスポーツにおける慢性障害(前十字靭帯や半月板損傷のうち、約50%は10~20年後に痛みや機能障害にかかわる変形性関節症になっている)

 

性差による膝関節傷害(女子選手の着地姿勢では、衝撃吸収のために大殿筋より大腿四頭筋を用いる傾向がある為に膝関節に前方剪断力が増す)

 

下肢における筋挫傷および慢性障害予防(障害予防には下肢筋群の柔軟性の改善、さらに適切なアライメントには、骨盤周囲の体幹筋群の安定性が重要になる)

引用・索引 Benjaminse A.& Otten .ACL injuryprevention.more effective with a different way of motor learning knee surg sports TraumatolArthrosc.19:622-627.2011


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