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ジュニア競技選手の傷害予防プログラム(FIFA-11プログラムは体幹の安定化、ハムストリングのエキセントリックトレーニング、バランスエクササイズによる固有感覚受容器の向上、下肢筋群の動的安定化とプライオメトリックによる神経筋コントロールの要素を含んでいる)

2015.08.31 | Category: アスレティックリハビリテーション

傷害予防プログラム

FIFA11+傷害予防プログラム

FIFA-11プログラム

サッカー界では、2005年にFIFA-Medical Assessment and Research Centre(F-MARC)が開発したプログラムフFIFA-11プログラムが傷害予防として紹介されています。

 

このFIFA-11プログラムは体幹の安定化、ハムストリングのエキセントリックトレーニング、バランスエクササイズによる固有感覚受容器の向上、下肢筋群の動的安定化とプライオメトリックによる神経筋コントロールの要素を含んでいます。

 

さらに、FIFA-11プログラムを改良し、バリエーションや漸進性、競技特性を反映させた機能的なアジリティランニングが加えられたFIFA-11+プログラムが開発されています。

 

ジュニアスポーツにおける傷害予防(米国では傷害予防対策のひとつとして、早期に専門化を行わず、ジュニア期には多様な種目を経験するように提言されている)

PEP(Prevent injury and Enhance Performance)プログラム

PEPプログラムは女子サッカーや女子バスケットボールのチームで用いられ、それは特別な用具やトレーニング時間を設けることなく、通常の練習ルーティンやウォーミングアップの中に導入できる下肢の傷害予防プログラムであり、その効果が検証されています。

 

プログラムは、ジョギングを含めたウォーミングアップランニング(3種目)、静的ストレッチ(5種目)、自体重による筋力強化(3種目)、プライオメトリックトレーニング(5種目)アジリティランニング(3種目)で構成された20分のウォーミングアッププログラムであり、このプログラムの実施によってACL損傷やACL損傷リスクが低下していることが示唆されています。

 

思春期における前十字靭帯損傷のリスク因子(思春期の筋骨格系の成長がそれに相応する神経筋の適応を伴わないことにより内的ACL(前十字靭帯)損傷リスク因子を助長する)

 

Labellaらの研究

Labellaらの研究では、動的エクササイズ(ジョギングや動的ストレッチを含む4種目)、漸進的な自体重による筋力強化(7~8種目)、プライオメトリックトレーニングとバランスエクササイズ(7~8種目)、アジリティランニング(3種目)による20分の神経筋ウォーミングアッププログラムが提案されています。

 

このプログラムは、足関節や膝関節などを含む下肢の急性傷害やオーバーユースによる慢性障害の発生リスクを低下させることができ、FIFA-11+プログラムと同様の傷害予防が認められています。

 

ジュニア野球選手の基本的な体力の獲得の意義(安定性を得ることで、動作の中での可動を効率化、静的、動的なバランス能力を向上させることで、野球の技術向上における基礎、障害のリスクを軽減させる)

 

ジュニア野球選手の技術へのアプローチ(スクワットなどの基本的なトレーニングは「足の裏全体で実施する」「正しい背中のラインを維持する」野球の技術でも要求される重要な動作に発展する)

 

ジュニアスポーツにおける慢性障害(前十字靭帯や半月板損傷のうち、約50%は10~20年後に痛みや機能障害にかかわる変形性関節症になっている)

 

重症度の高い足関節捻挫の発生と既往歴との間には有意な相関関係がある(バランスが悪い(姿勢動揺大きい)選手は、バランスが良い(姿勢動揺小さい)選手に比べて足関節捻挫の受傷率が約7倍高い)

 

性差による膝関節傷害(女子選手の着地姿勢では、衝撃吸収のために大殿筋より大腿四頭筋を用いる傾向がある為に膝関節に前方剪断力が増す)

 

下肢における筋挫傷および慢性障害予防(障害予防には下肢筋群の柔軟性の改善、さらに適切なアライメントには、骨盤周囲の体幹筋群の安定性が重要になる)

 

傷害予防プログラムの共通要素(ジュニア選手においては、股関節屈曲を強調し、大殿筋を使って衝撃吸収することにポイントを置いてトリプルフレクションによる着地動作をしっかりと習得させることが非常に重要)

引用・索引Benjaminse A.& Otten .ACL injuryprevention.more effective with a different way of motor learning knee surg sports TraumatolArthrosc.19:622-627.2011

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