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グルタミンの役割(高強度運動時の免疫低下現象の予防、試合期の骨格筋維持、アンモニア蓄積による中枢性疲労の軽減につながる)

2015.09.14 | Category: サプリメント

グルタミン

グルタミンの役割

グルタミンの役割

グルタミンは、筋力系および持久系アスリートに向けて販売されている製品に含まれる一般的なアミノ酸になります。

 

グルタミンはグルタミン合成酵素の働きによりグルタミン酸塩とアンモニアから生合成されるため、大抵の状況では必須アミノ酸ではありません。

 

しかし、大きなストレスのかかる状況ではグルタミンの合成が阻害されるため、条件的に必須アミノ酸となります。

 

骨格筋はグルタミンの合成にかかわる主要な組織であり、高い確率でグルタミンを放出することが知られており、この事実によりグルタミンは、試合期を通して骨格筋を維持することに関心のあるアスリートからの注目を集めています。

 

筋サイズと筋力のための分岐鎖アミノ酸(BCAAの中では、ロイシンだけが単独でタンパク質合成を促進できる)

高強度エクササイズとグルタミン

高強度エクササイズは血漿グルタミン濃度を減少させるため、ヌクレオチドの生合成に必要な窒素原料として、またエネルギーとしてグルタミンを必要とする免疫細胞にとっても、グルタミンの供給が制限されます。

 

この仮説はParry-Billingsらの生体研究に基づき、リンパ球の増殖がグルタミンにより、その濃度に依存して増加することを明らかにしました。

 

したがって、高強度運動によって起こる免疫低下現象を予防するためにはグルタミンの補給が有効であると示唆しています。

 

レジスタンストレーニングと分岐鎖アミノ酸:BCAA(ロイシンは、タンパク質合成促進機能、骨格筋タンパク質の分解を抑制することも証明されている)

 

グルタミンと糖質

筋グリコーゲンの合成と全身の糖質の貯蔵にはグルタミンが何らかの役割を担っている可能性も示唆されています。

 

グルタミンを予め一定量注入すると(最初に30mg/kg/時)、アラニンとグリシンを投与した群では観察されなかった筋のグリコーゲン貯蔵の再合成が促進されました。

 

グルタミンとグルコースを合わせて摂取しても、筋グリコーゲンの合成にもたらす効果は累加的ではありませんが、この組み合わせは骨格筋以外の部位(例えば、肝臓)では、糖質の大きな貯蔵をもたらしました。

 

グリコーゲンは本来、肝グリコーゲンの再合成を犠牲にして筋で優先的に再貯蔵されるために、Bowtellらは、これを運動後の回復期におけるアスリートにとっての利点であると仮定しています。

 

したがって、糖質飲料にグルタミンを添加することは、両組織においてグリコーゲンを同時に再貯蔵することになり、中枢神経系が利用する血中グルコースを長時間にわたって利用する潜在利点があると思われます。

 

筋肉での糖質の合成(血糖値が通常レベル以下だと取り込まれない為、インスリンが膵臓から血液中に出ることで筋肉はグルコースを取り込める)

 

グルタミンの疲労緩和における役割

運動におけるグルタミンのもう一つの可能性は、アンモニアの排出に果たす役割になります。

 

運動により血中アンモニア濃度が高まりますが、増加したアンモニアは末梢およぼ中枢性疲労の原因になるとされています。

 

グルタミンの補給は、エクササイズを長時間行う間のアンモニアの蓄積を低減することが証明されており、これはパフォーマンスの結果に影響を及ぼす可能性があります。

 

結果として、エクササイズ直後に8gのグルタミンを単独、もしくは60g以下の糖質を運動後2時間以内に摂取した場合に、グルタミンがグリコーゲンの再貯蔵を増大させます。

 

安全性に関しては、1日20~30gまではの一時的な摂取であれば、健康な成人における耐容性は良好とされています。

 

有酸素性運動のための分岐鎖アミノ酸(持久系エクササイズ中にBCAAを補給すると、トリプトファンの吸収が相対的に減り、セロトニン中枢性疲労が軽減する)

引用・索引Strength&Conditioning Journal Volume34 Number4 pages33-48


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