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スプリント系競技選手における長時間の有酸素運動の反対意見(高強度スプリントトレーニングは長時間の有酸素性トレーニングに比べ、最大酸素摂取量、1回拍出量、気質利用、ピークパワーの向上が大きい)

2015.10.27 | Category: トレーニング

無酸素系アスリートの長時間の有酸素性運動の反対意見

無酸素系競技選手の有酸素トレーニング

スプリント系競技者の有酸素性トレーニング

長時間の有酸素性運動(AE)は、最大有酸素性能力や緩衝能の向上、筋における毛細血管の増加など、運動パフォーマンスにとって重要な数多くの適応を誘発することがよく知られています。

 

しかし、高強度のスプリントトレーニング(HIT)は、AEと同様の適応を、また場合によってはAEよりも優れた引き出すことが可能になります。

 

最近の研究により、HITは最大有酸素性能力、無酸素性能力、換気閾値、酸緩衝能、疲労までの時間を向上させることが示されました。

 

重要なことは、これらの適応がより短いトレーニング時間で発生することです(HITは週あたり数分で、AEは週あたり数時間で発生する)。

 

さらにAEと比べてHITは、トレーニングによって得られるVO2max、1回拍出量、気質利用、ピークパワーの向上が大きいことも報告されています。

 

これらの研究結果から、AEでなくとも代謝系/心臓血管系の適応を誘発することは可能であり、場合によっては、実はAEはHITよりも有効性が低い可能性があるということになります。

 

無酸素性競技のアスリートにとって長時間の有酸素性運動は必要か?(Pcrの再合成を促進して疲労に達する時間を引き伸ばし、筋の毛細血管を著しく増加させる)

有酸素性トレーニングと高強度スプリントトレーニング

AEがもたらす最善の適応は、HITと同等かそれよりも劣りますが、結論にたどり着く前に、AEが独自にもたらす結果も考慮しなければなりません。

 

第一にAEの持続時間の長さは、抗炎症ホルモンであり、筋の異化と脂肪の貯蓄を促すコルチゾールの濃度を上昇させる可能性があります。

 

次に、特にAEを継続して行うと、タンパク質分解が誘発され、タンパク質バランスが負に傾くことが示されています。

 

さらに、タンパク質分解を増加させるだけではなく、インスリン様成長因子Ⅰとテストステロンの効果を直接的に制御するタンパク質や遺伝子を活性化させることによって成長能力(すなわちタンパク質合成)をも制御し、最後に、長期にわたるAEの実施は遅筋線維(タイプⅠ)の増加をもたらします。

 

筋線維タイプのこのような変化は、筋量の損失と結びついてパワー発揮能力を低下させ、無酸素性運動のパフォーマンスを直接損ないます。

 

逆にHITはAEと同等の代謝系の適応を引き出し、全身の体脂肪を減少させて、除脂肪体重を増加させ、速筋線維(タイプⅡa)への変化を促します。

 

筋の適応の最大化と有酸素性運動(有酸素性代謝は、常にエネルギーの産生に貢献している(30秒間の短いスプリントでは20%))

引用・索引Bangsbo J,Gollnick PD,Graham TE,Juel C,Kiens B,Mizuno M,Saltin B,Anaerobicenergy Production and O2Deficit Debtlelationship during exhaustive exercise in human J Physiologic422:539-559 1990


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