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インスリン抵抗性を有するクライアントへの安全への配慮(低血糖症(血糖値が70mg/dl以下)を起こした人は、血糖値が正常の範囲に戻るまでエクササイズを行ってはならない)

2015.10.20 | Category: トレーナー

有酸素性とレジスタンストレーニング

インスリン抵抗性と有酸素運動、無酸素性運動の有効性

有酸素運動とレジスタンストレーニングの組み合わせ

有酸素性トレーニングとレジスタンストレーニングは、インスリン抵抗性を管理する上で同等の効果を有しますが、いずれか一方のみ行うよりも、両方のトレーニングを組み合わせ、いずれか一方のみの場合よりもエクササイズ合計時間を長くして行うほうが、血糖コントロールにより大きな効果を発揮するとみられます。

 

エクササイズ初心者向けに両方のエクササイズを組み合わせる効果的な手段としては、有酸素とレジスタンスを交互に行うサーキットトレーニングプログラムが挙げられ、これならば、余分に休息時間を増やすことなく、各筋群により長い回復時間を与えることができます。

 

もうひとつの方策として、レジスタンストレーニングの日には有酸素トレーニングの時間を短縮し、レジスタンストレーニングを行わない日には有酸素性トレーニングの時間を長くするという方法もあります。

 

インスリン抵抗性とレジスタンストレーニング(骨格筋はグルコース取り込みの75~95%を担っているために、筋量を増加させることは、正常な血中グルコース値の維持に重要である)

安全への配慮

インスリン抵抗性を有する人は、他にも共存症を有することが多く、これらの共存症(肥満、整形外科疾患、心臓血管系疾患など)がエクササイズにおける能力や耐性を制限することが珍しくありません。

 

例えば、高血圧の人は、高血圧反応を避けるために、レジスタンストレーニングの強度を下げ、血圧を頻繁にモニタリングすることが推奨され、安全策としては、以下のいくつかの方法が挙げられます。

 

第一にエクササイズ専門職は、すべてのクライアントとの間に十分な信頼関係とコミュニケーションを確立しなければならず、クライアントが服用している薬があるならば、緊急時やエクササイズ中に通常とは異なる反応がみられた際に備えるとともに、服用する薬が変わった場合は、その都度情報を亢進しなければなりません。

 

また、インスリン抵抗性を有する人の場合、最初のうちは運動前後に血糖値をモニタリングすることが推奨されます。

 

低血糖症は、インスリン抵抗性を有する人には起こりにくいですが、エクササイズに激しい反応を示した場合に備えてモニタリングしておく必要があります。

 

低血糖症を起こした場合は、高グリセミック指数の炭水化物(アップルジュースなど)を15g摂取するとよく、エクササイズ専門職は、約15分後に血糖値を再び正常の範囲内に戻っていることを確認します。

 

通常、低血糖症(血糖値が70mg/dl以下)を起こした人は、血糖値が正常の範囲に戻るまでエクササイズを行ってはなりません。

 

クライアントの運動前の血糖値が100mg/dl以下であった場合や、長時間また高強度のエクササイズを行う場合には、手軽に摂れる炭水化物食品15gを用意しておくことが推奨されます。

 

インスリン抵抗性を有する人向けのエクササイズプログラム(有酸素性運動の中強度(40~60%VO2max)のエクササイズはβ細胞の機能を維持する効果が高い)

 

低血糖症および高血糖症の典型的症状

低血糖症(血糖値70mg/dl以下)高血糖症(血糖値300mg/dl以上)
気が遠くなる感覚脱力感
手の震えのどの渇き
大量の発汗口唇の渇き
めまい吐き気
疲労感嘔吐
歩行が不安定/強調動作がうまくできない息からアセトン臭
かすみ目クスマウル呼吸
意識喪失
集中力の欠如
ろれつが回らない

 

アルギニン(2型糖尿病患者において、血圧と血糖値を低下、インスリン感受性を高め、低糖質食中のタンパク質の異化作用を抑制する)

引用・索引Strength&Conditioning Journal Volumes33 Numbers5 pages44-47



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