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投球側の肘関節の評価:機能的外反ストレステスト(外反伸展過負荷は外反ストレスと強力な上腕三頭筋の伸展を合わせた肘関節後内側の傷害メカニズムのひとつであり、投手の間で肘頭骨棘形成を起こす根本的原因になる)

2015.12.13 | Category: 投球障害治療

投球側の肘関節の評価

野球における肘関節評価

受動的外反ストレステスト

外反の不安定性を評価するために行われる一般的な徒手テストは、受動的外反ストレステストになります。

 

完全にリラックスした状態で、やや腕を外転し、肘関節を20~30°屈曲させ、この状態で肘関節内側に外反ストレスを加えます。

 

結果は、前腕の回旋軸により異なるため、外反ストレステストは前腕を回外および回内して行ない、前腕が最大限まで回外した状態で、肘関節内側部の開口が1mm以下であれば標準的であると考えられています。

 

肘関節屈筋群の伸張と伸張性筋活動エクササイズの組み合わせ(外反伸展の過負荷を減少させ、肘頭骨棘形成、インピンジメント症候群や離断を防ぐ)

外反伸展過負荷

外反伸展過負荷(VEO:Valgus Extension Overlosd)は、外反伸展テストを用いて検査行をおこない、後内側インピンジメント、後内側骨棘、および遊離体の存在を確認します。

 

肘関節を30°屈曲すると、肘頭窩から肘頭が開放され、肘関節を伸展させると同時に外反力を加えます。

 

外反ストレスの影響と肩関節の外旋トルク(上腕内旋筋群の伸張性トレーニングは理論的には、肩関節の最大外旋、最大内旋モーメントの短縮性負荷を軽減し、手の最高速度を生み出す)

Milker’s maneuver

Milker’s maneuver(外反伸展テストあるいは運動外反ストレステストともみなされる)という徒手検査では、被験者の前腕が回外し、肩が90°外転し、肘関節が90°屈曲した状態で、検者が被験者の母指を引っ張ります。

 

この最初の姿勢から、肘関節を完全屈曲から完全伸展まで動かし、不安感や不安定性、あるいはUCL痛を誘発するポイントを確認します。

 

VEOは、外反ストレスと強力な上腕三頭筋の伸展を合わせた肘関節後内側の傷害メカニズムのひとつであり、投手の間で肘頭骨棘形成を起こす根本的原因になります。

 

外反ストレスの影響と肘関節の伸展速度(腕の振り遅れと大きな肘関節の伸展が重なると、慣性モーメントが増大、肘関節の外反ストレスが増大する)

 

引用・索引Aguinaldo A,Chambers H.Correlation of throwing mechanics with elbow valgus load in adult baseball pitchers.Am J sports Med37:2043,2009.

 


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