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女子アスリートの3主徴(持久系/有酸素系競技に多くみられる摂食異常はエンドルフィン値の上昇が食欲不振の原因といわれる)

2015.10.23 | Category: トレーナー

女子アスリートの3主徴

女性アスリートと摂食異常

Female Athlete Triad(女子アスリートの3主徴)

女子アスリートの3主徴とはFemale Athlete Triadと呼ばれ、不適切な栄養摂取を原因とした低エネルギー供給率(摂食異常や摂食障害においてみられるような意図的なカロリー制限によって引き起こされたり、またはトレーニングの増加を原因とする消費エネルギーの不適切な補償によって引き起こされる)を発端とする一連の障害をいいます。

 

低エネルギー供給率の閾値が継続すると(つまり、運動中に消費されるエネルギー量が、食事によって得られるエネルギー量を、長期にわたって超過する)と、月経周期が不規則または異常になり、正常な生殖機能が損なわれる危険性があります。

 

また、骨の形成に必要なある種の栄養素とホルモンが身体に欠けると(すなわちカルシウム、ビタミンD、エストロゲン、その他の微量栄養素が欠けると)、骨密度(Bone Mineral Density:BMD)が低下し、思春期および青年期にピーク骨量に達する能力が遅滞または制限される可能性があります。

 

FATが進行すると最終的に骨粗鬆症性を発症して、漸進性かつ不可逆性の長期的健康被害がもたらされることがあり、そして低エネルギー供給率、月経異常、低BMDが複合的に存在するとき、この症候群をFATと称します。

 

女性アスリートとウェイトコントロール(オーバートレーニングなどのストレスが大脳辺縁系-視床下部を介して、女性の内分泌に影響を及ぼし過食や拒食を生じる)

摂食異常と低エネルギー供給率

競技レベルが高くなるにつれて、アスリートは自分の競技パフォーマンスを向上させるために痩せるべきだと考えるアスリートも多く存在します。

 

多くの場合、この考えは食事制限につながり、摂食異常とは、非定型的で不規則な食事パターンを指し、その行動には、低脂肪あるいは無脂肪食品のみを摂取する、食事を抜く、競技会前に断食する減量のために利尿剤や痩せ薬を利用する等が含まれます。

 

摂食異常は特定の診断基準を有する摂食障害(拒食症や過食症)に比べて症状が目立たないため、行動に気づくこと、あるいは行動を分類することが困難なケースもあります。

 

女性選手のトレーニング実施上の注意(ハードトレーニングによる身体の変調:月経異常、貧血)

 

エンドルフィンと多幸感

身体が必要とするだけのカロリーを、アスリートが意図せずして摂取していないこともあります。

 

これは、持久系/有酸素系競技に多くみられ、エンドルフィン値の上昇が食欲不振の原因といわれています。

 

エンドルフィンがもたらす多幸感は、アスリートの運動意欲をさらに刺激し、食事の必要性が食欲によってきちんと示されないために、栄養必要量を満たしていないことをアスリート自身が気づかないことがあります。

 

食事制限あ意図的なものであろうとなかろうと、ビタミン、ミネラル、その他の栄養素の不適切な摂取は、深刻なエネルギー不足につながります。

 

運動に必要なエネルギーを補償した後に残っている食事エネルギーは、生殖系を含めて、他の重要な生理機能の燃料として使用されるエネルギーであり、異常な摂食行動の存在の有無にかかわらず、運動後のエネルギーが正常な生理機能を支持するほど残っていなければ、正常な生殖機能が損なわれる可能性もあります。

 

同じ有酸素性運動をしても男性より女性が息切れするのはなぜか?(女性のほうが男性よりも、横隔膜の電気的活性化が大きくなる)

引用・索引Miller VN and Duckles SP Vascular Actions of estrogens Functional implications Pharmacol Rev60:210-241 2008


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