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心臓血管系疾患とレジスタンストレーニング(運動中の心臓血管反応が正常であることを確認するために、セッション中の心拍数(HR)と収縮期血圧(BP)の規則的なモニタリングが必要になる)

2015.11.05 | Category: トレーナー

レジスタンストレーニング

心臓血管系疾患とレジスタンストレーニング処方

心臓血管系疾患とレジスタンストレーニング

かつては、レジスタンストレーニング(RT)は心臓血管系の合併症を起こすおそれがあるとされていましたが、現在ではむしろRTは心臓リハビリテーションの重要な要素として受け入れられています。

 

RTで改善される生理学的適応には、筋力や骨密度および運動耐性の向上のほか、気分や自立心さらに生活の質の改善、収縮期血圧(BP)の低下、さらに内臓脂肪の減少などが含まれます。

 

心臓血管系疾患のためのエクササイズ(4METs(代謝当量)以上の身体活動を実施することが、心臓病による死亡率の低下と強い相関関係がある)

レジスタンストレーニングの有効性

しかし、管理不良の高血圧症や不整脈のある人など、高リスクの心臓病患者における安全性や有効性はまだ十分に知られていません。

 

RTはステント挿入術のおよそ3週間後、バイパス手術または心臓発作の5週間後に、監督下での有酸素性運動(AT)を最大で4週間完了した患者に限り開始すべきとされています。

 

さらに、報告によると、心臓発作を起こした患者でも、30ポンド(13.6kg)を運ぶ程度の活動であれば、発症後わずか3週間でも安全に実施できます。

 

運動中の心臓血管反応が正常であることを確認するために、セッション中の心拍数(HR)とBPの規則的なモニタリングを行うことが推奨されています。

 

冠状動脈バイパス手術を行なった患者のための特別な配慮としては、胸骨の十分な治療を促すために、胸部に重い負荷をかけることは避けなければなりません。

 

さらに、開始当初のエクササイズでは、筋持久力の向上を増進するために低負荷多レップに重点を置く必要があります。

 

低リスクの患者(アメリカ心臓協会とアメリカ心臓病学会の基準でクラスB=無症候群)は、医療専門職以外のスタッフの監督下でもRTを実施でき、一方、高リスクのクライアント(クラスC=心不全既往歴)は、医療関係者によるモニタリングが必要になります。

 

心臓血管系トレーニングの循環器系への生理学的作用(心拍出量の増加や心拍数の減少による心臓機能の獲得、ミトコンドリアの増加、筋グリコーゲンの増加)

 

心臓血管系疾患患者または心臓リハビリテーション終了者におけるRTの絶対的および相対的禁忌

[table id=77 /]

 

低リスクの心臓血管系疾患(CVD)においては、週2~3回、すべての大筋群に対して1~2セット、8~15RMの負荷は安全とみなされ、最初の負荷は、下肢では50~60%IRM相当とし、上肢は30~40%1RMとします。

 

クライアントが所定の負荷で12~15レップ×2~3セット完了できるようになった時点で、強度を5%ずつ増加させます。

 

セット間の回復時間は、用いた負荷により30~120秒までの範囲とし、RT中の強度のモニタリングには、BorgのRPEスケール(6~20)を用いることができ、望ましい努力の範囲は11(楽である)から14(ややきつい)になります。

 

安定型心臓血管系疾患および心臓リハビリテーション中の患者のレジスタンストレーニング例

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インスリン抵抗性とレジスタンストレーニング(骨格筋はグルコース取り込みの75~95%を担っているために、筋量を増加させることは、正常な血中グルコース値の維持に重要である)

引用・索引Wisloff U,Ellingsen O,Kemi OJ.High-Intensity interval training to maximize cardiac benefits of exercise training Exerc Sports Sci Rev37:139-146,2009


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