MENU TEL

ホーム > Blog > アスレティックリハビリテーション > 処置による機能的転帰に関する差異(単顆膝関節置換術と片側膝関節置換術では非術脚に対して患側の大腿四頭筋の筋力低下の改善が重要になる)

ブログ記事

処置による機能的転帰に関する差異(単顆膝関節置換術と片側膝関節置換術では非術脚に対して患側の大腿四頭筋の筋力低下の改善が重要になる)

2015.11.16 | Category: アスレティックリハビリテーション

処置による機能的転帰の差異

置換術処置の差異

単顆膝関節置換術の転帰に関する研究の大多数は、精度/アライメント、生存、コストの評価に焦点をあてたものになります。

 

単顆膝関節置換術と片側膝関節置換術(UTKR)の転帰に関する比較に関する比較研究では、実際の身体パフォーマンスではなく主観的転帰に重点を置いて行われてきました。

 

対照的にUTKRと両膝関節置換術に関しては、機能的回復に研究の焦点が置かれてきました。

 

膝関節置換術のタイプ(患側の膝を金属、プラスチック、チタン合金などのコンポーネントに置き換える膝関節全置換術(TKR)と単顆膝関節置換術が主となる)

Powellらの研究

Powellらは、UTKRを受けた患者と同時的両側処置を受けた患者とでは、救急医療サービスからの退院時の痛みのレベルが同じであることを報告しました。

 

また、UTKR患者は退院時に、両側処置を受けた患者の2倍以上の距離を歩くことも報告しています。

 

同様の結果はShettyらも報告しており、彼らは、同時的両側処置を受けた患者とでは、苦痛レベルが同等であることを確認しました。

 

また、同時的両側処置を受けた患者群においては、歩行能力が遅れをとることも示しました。

 

膝関節置換術後に機能的パフォーマンスを向上させる戦略(通常の治療を受けた患者と比較すると、特異的レジスタンストレーニング、またはレジスタンストレーニングとNMESの併用を処方された患者群は、時限性の動作テストにおいて速度で勝り、大腿四頭筋による等尺性筋力が大きくなる)

Marchらの研究

別の研究において、Marchらは、両側膝関節置換術を受けた患者は、UTKRを受けた患者と比べて手術後1年の自己申告身体機能レベルが高く、主観的全身健康度が高いことを報告しています。

 

また別の調査では、同時的両側処置を受けた患者は片側処置を受けた患者と比べて、椅子から一人で立ち上がるのに約4ヶ月長く要したことも報告されています。

 

Zeni&Snyder-Macklerによる最近の研究では、片側処置を受けた患者と同時的両側処置を受けた患者は、手術2年後のタイム&ゴーやステアクライミングなどの動作テストで同様のスコアを示しました。

 

さらに、両群における手術2年後の自己申告身体機能評価が同様であることも報告されています。

 

発表された諸研究によると、初回にUTKRを受けた患者は、処置の数ヶ月および数年後に、非術脚に対して患側の大腿四頭筋の筋力低下が認められました。

 

一方で、片側処置を受けた患者と比べて同時的両側TKRを受けた患者は、手術前も手術後60日以内も両脚間の大腿四頭筋の筋力が均衡しており、両脚間のこの筋力均衡は手術後1年間継続しました。

 

したがって、両側TKRを受けた患者は、UTKRを受けた患者と異なり、肢間の筋力の不均衡を示しません。

 

性差による膝関節傷害(女子選手の着地姿勢では、衝撃吸収のために大殿筋より大腿四頭筋を用いる傾向がある為に膝関節に前方剪断力が増す)

 

引用・索引Petterson SC.Mizner RL,Stevens JE Paisis L,Bodenstab A,NewcombW,and Snyder-Mackler L,Improved function from progressive strengthening interventions after total knee arthroplasty Arandomized Clinical trial with an imbedded prosprctive cohort.Arthritis Rheum61:174-183.2009


ページトップ