MENU TEL

ホーム > Blog > アスレティックリハビリテーション > 膝関節置換術後の機能的転帰に影響を及ぼす因子(機能的動作性の低下、大腿四頭筋の筋力低下、および術肢による伸展筋力の発揮能力の欠如が残るというデメリットがある)

ブログ記事

膝関節置換術後の機能的転帰に影響を及ぼす因子(機能的動作性の低下、大腿四頭筋の筋力低下、および術肢による伸展筋力の発揮能力の欠如が残るというデメリットがある)

2015.11.21 | Category: アスレティックリハビリテーション

膝関節置換術後の機能的転帰に影響を及ぼす因子

1/15/08 :: REGION :: BENSON :: Kevin Horrigan, a Stryker Orthopedics representative, shows a model of the new knee replacement methods at Lawrence and Memorial Hospital Tuesday, Jan. 15, 2008. Using MRI technology, a custom block is made for each patient receiving knee surgery, to help them retain high degrees of motion. (Adena Stevens/staff photographer)

膝関節置換術後に機能的因子に影響を及ぼす存在

機能的因子に影響を及ぼす可能性のある因子として術前患者特性や特徴が複数存在します。

 

諸研究の報告によると、手術の前に高齢に達していること、女性であること、併存疾患が多いこと、そして体格指数(BMI)が高いことが、機能的転帰と負の相関関係を有する因子とされています。

 

膝関節置換術(TKR)後の身体機能に影響を及ぼす可能性のある因子としては、手術のタイミング、すなわち「手術を受けるまでの待機期間の長さ」と術前症状の重さがあります。

 

処置による機能的転帰に関する差異(単顆膝関節置換術と片側膝関節置換術では非術脚に対して患側の大腿四頭筋の筋力低下の改善が重要になる)

片側膝関節置換術(UTKR)を受けた患者の機能的転帰

UTKRは膝関節置換術の大多数を占めており、UTKRを受けた患者の中には、同年代の対照群と比べて、レッグプレス中の下肢の筋組織を動員する能力が低下する者がおり、リハビリテーションが終了して(6~8週間)、指導者のいる医療機関を退院する時点では、全身の動作性と患側の大腿四頭筋の筋力回復が、残念ながら術前レベルに留まることが多く、そのため、UTKRを受けた患者は苦痛を訴えることは少ないものの、機能的動作性の低下、大腿四頭筋の筋力低下、および術肢による伸展筋力の発揮能力の欠如が残るというデメリットがあります。

 

これらに加え、UTKR後30日以内では、機能的な活動中の非術肢の負荷が増大し、座位から立位へと姿勢を変える際に、患者が非術肢に繰り返し大きな負担をかけ、これは手術後1年に及んで繰り返されます。

 

膝関節置換術のタイプ(患側の膝を金属、プラスチック、チタン合金などのコンポーネントに置き換える膝関節全置換術(TKR)と単顆膝関節置換術が主となる)

非術肢側への負担

日常生活活動を非術肢側に依存することによって、問題が生じる可能性があり、体重支持における両脚間の過剰な不均衡と術後に増大する非術肢への支持の依存は、非術肢の膝関節、近位および遠位の関節における機能障害を招く可能性があります。

 

これらの関節に対する負荷増大は、関節の変性を進行させる可能性があり、それだけではなく、これらの負荷パターンは術肢の周辺関節にもリスクをもたらします。

 

例えば、変形性膝関節の患者は、術肢側の股関節と足関節の負荷増大を示すことが示されています。

 

膝関節置換術後に機能的パフォーマンスを向上させる戦略(通常の治療を受けた患者と比較すると、特異的レジスタンストレーニング、またはレジスタンストレーニングとNMESの併用を処方された患者群は、時限性の動作テストにおいて速度で勝り、大腿四頭筋による等尺性筋力が大きくなる)

転倒リスクと大腿四頭筋筋力不均衡

多くのケースで、両脚間の大腿四頭筋の筋力の不均衡が存在し、患者は非術肢側に支持を頼るようになり、患者の大部分が高齢者が占めることを考えると、これは転倒リスクの増大へとつながります。

 

さらに、多くの場合、TKR後は姿勢制御と固有感覚に障害が存在するために危険は増し、これはTKR前に転倒した患者のうち約45%が、処置後1年以内に転倒する可能性を示した研究からも読み取ることができます。

 

性差による膝関節傷害(女子選手の着地姿勢では、衝撃吸収のために大殿筋より大腿四頭筋を用いる傾向がある為に膝関節に前方剪断力が増す)

引用・索引Petterson SC.Mizner RL,Stevens JE Paisis L,Bodenstab A,NewcombW,and Snyder-Mackler L,Improved function from progressive strengthening interventions after total knee arthroplasty Arandomized Clinical trial with an imbedded prosprctive cohort.Arthritis Rheum61:174-183.2009


ページトップ