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ブログ記事

膝関節置換術後の水中レジスタンストレーニングと高強度機能的リハビリテーション(膝関節のスティフネスが減少し、膝伸筋と屈筋のパワーがそれぞれ32%、48%増加する)

2015.11.26 | Category: アスレティックリハビリテーション

膝関節置換術とレジスタンストレーニング

水中レジスタンストレーニングの有効性

Valtonenらは、ランダム化対照試験によって、手術後4~18ヶ月の男女の筋パワー、筋横断面積および動作性に対して、水中レジスタンストレーニングが及ぼす影響を調査しました。

 

第1群にはトレーニングを全く処方せず、第2群には12週間にわたってプールでのレジスタンプログラムを処方しました。

 

ふたつの時限性の動作テストを用い、膝伸筋と屈筋のパワーを評価するとともに、主観的苦痛、膝関節のスティフネス、および身体機能も評価しましたが、主観的な痛み、膝関節のスティフネスおよび身体機能に関しては両群ともに差異は認められませんでした。

 

しかし、水中プログラムによる実験群は対照群と比較すると、ふたつの時限性動作テストにおいて有意に速くなり、驚くべきことは、介入終了後に術肢において、膝伸筋と屈筋のパワーがそれぞれ32%、48%増加したことです。

 

水を抵抗とする水中エクササイズプログラムは、膝関節置換術(TKR)を受けた患者のリハビリテーションに利用可能なもうひとつの戦略であると考えられています。

 

膝関節置換術後の機能的転帰に影響を及ぼす因子(機能的動作性の低下、大腿四頭筋の筋力低下、および術肢による伸展筋力の発揮能力の欠如が残るというデメリットがある)

膝関節置換術後のレジスタンストレーニングの重要性

最近のある症例では、両側膝関節置換術を受けた患者を対照として、レッグプレスを含むクローズドチェーンエクササイズに焦点を置いた一連の運動が利用されました。

 

トレーニングは同時的両側処置の16日後に開始され、理学療法終了後、患者はスクワット(30°と60°のスクワット)の体重支持において、両脚間で4~6%という最小限の不均衡しか示しめさず、患者は困難な課題を達成して、両脚に同程度の体重をかけることができました。

 

膝関節置換術後の高強度のトレーニングの是非を確認するため、Moffetらは約2ヶ月前に膝関節置換術を行なった77名の患者を評価し、被験者は2群に分けられ、第1群は2ヶ月にわたって12回、監視下で、高強度の機能的リハビリテーションプログラムを実施し、第2群は、患者の自宅で理学療法士による通常の治療を実施しました。

 

テストは、エクササイズ開始後2ヶ月と8ヶ月に実施し、2ヶ月の時点で、監視下で高強度の機能的リハビリテーションプログラムを実施した患者は苦痛が少なく、また機能課題の実施に支障は少なくなり、また膝関節のスティフネスが減少したと報告されました。

 

8ヶ月の時点で、監視下で高強度の機能的リハビリテーションプログラムを実施した患者は、6分間の歩行テストにおける歩行距離が長くなりました。

 

ここから考えると、リハビリテーションは高強度であるべき、またレジスタンスエクササイズを含むべきと考えられます。

 

処置による機能的転帰に関する差異(単顆膝関節置換術と片側膝関節置換術では非術脚に対して患側の大腿四頭筋の筋力低下の改善が重要になる)

引用・索引Petterson SC.Mizner RL,Stevens JE Paisis L,Bodenstab A,NewcombW,and Snyder-Mackler L,Improved function from progressive strengthening interventions after total knee arthroplasty Arandomized Clinical trial with an imbedded prosprctive cohort.Arthritis Rheum61:174-183.2009


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