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野球のバッティングパフォーマンスに関する補足レジスタンストレーニング(手関節と前腕のエクササイズが高校野球選手の直線スイング速度、撃心でのスイング速度、手の速度、およびバット-ボールコントロールまでの時間に有意に増加させる)

2015.11.17 | Category: 投球障害治療

前腕、手関節、手のトレーニング研究

バッティングにおける握力、前腕の筋力強化の意義

野球における手関節と前腕、手のトレーニング研究

野球のバッティングパフォーマンスに関する補足的なレジスタンストレーニングの効果を明らかにするために、最近、前腕および手のトレーニング研究が実施されました。

 

野球のバッティング能力に影響を及ぼす因子(バットスイングスピードは体重、除脂肪体重、握力、背筋力との間に有意な相関関係が認められる)

手関節、前腕のトレーニングとスイング速度

Szymanskiらは、手関節と前腕のエクササイズが高校野球選手の直線スイング速度、撃心でのスイング速度、手の速度、およびバット-ボールコントロールまでの時間に及ぼす効果を報告しています。

 

実験に用いたエクササイズは、10RMのバーベル・リフトフレクション、バーベル・リストエクステンション、利き手(D)と非利き手(ND)のスピネイション、プロネイション、リスト・ラジアルデビエーション、握力、そして3RMのパラレルスクワットとベンチプレスになり、1群および、2群はともに、段階的な期分けモデルに従って、週3回、12週間にわたるトレーニングを行ない、同じ7種目のレジスタンスエクササイズを行ない、2群はそれらに加えて、週3回、12週間にわたり、7種目の手関節と前腕のトレーニングを行ないました。

 

1群と2群は12週間の段階的に期分けしたトレーニングプロトコルを完了し、両群とも12週間のトレーニング後、直線スイング速度、撃心でのスイング速度、および手の速度が有意に増加しました。

 

しかし、群間に有意な差はありませんが、一方で、(12週間に7種類の手関節と前腕エクササイズを追加して実施)では、手関節と前腕の筋力に関する12の測定項目中10の測定値が1群より有意に大きく向上しました。

 

また、両群はスクワットとベンチプレスの推定1RMが有意に増加し、さらに12週間のトレーニングの後、バット-ボールコントロールまでの時間はどちらの群にも有意差は認められませんでした。

 

この結果から、高校野球選手において、12週間の段階的期分けトレーニングプログラムで、手関節と前腕の筋力、直線スイング速度、撃心でのスイング速度、手の速度を有意に増加させることが示され、さらに、手関節、前腕のエクササイズの重要性を示しました。

 

野球のスイング中のパワーは体幹の筋群の大きな筋活動を維持するため、股関節から発揮する下肢のエクササイズを強調させる必要がある

 

引用・索引奥村浩正 野球選手のバットスイングと体力要素、九州産業大学健康・スポーツ科学研究3:29-36 2001


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