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パワーのためのトレーニング原理(パワー発揮能力の向上を図る際、外部負荷が減少するにつれて最大筋力の影響が低下し、力の立ち上がり速度への依存度が高まる)

2015.12.01 | Category: トレーニング

パワーのためのトレーニング原理

筋の立ち上がり速度は、アスリートの総合的な能力に関連する

多くの競技において、短時間に大きな力を発揮する能力が必要とされ、高い力の立ち上がり速度を発揮する能力は、アスリートの総合的な筋力レベルと大きなパワーを発揮する能力とに関連することが多くなります。

 

Stoneらは、高い力の立ち上がり速度と大きなパワーを発揮する能力が、大抵のスポーツ競技の成功において中核をなす重要なパフォーマンス特性であると示唆しています。

 

これらの能力は最も重要な競技パフォーマンス特性と考えられ、ジャンプ、方向転換および/スプリントなどのパフォーマンスに左右される競技活動では特に重要になります。

 

競技特異的な動作と高いパワーを発揮する能力との総合的な関係は、科学的知見により、十分に証明されています。

 

パワーはオーバーハンドスローイングアスリートにおいて最も向上させたい変数であり、この変数は投球速度につながる

パワフルなアスリートほど上級レベルのディビジョンでプレーしている

例えば、Hansenらの報告によると、上級ラグビー選手のピークパワーは、ジュニアラグビー選手に比べ、有意に高く(p<0.001)、同様に、Bakerによると、プロのラグビーリーグの選手は大学レベルのラグビー選手と比較して、上・下半身とも発揮パワーがより大きくなります。

 

さらに、Fry&Kraemerは、アメリカのカレッジフットボールにおいて、筋力とパワーの特性が選手の所属レベルを決定付けていること、より筋力があり、よりパワフルなアスリートほど上級レベルのディビジョンでプレーしていることを明らかにしています。

 

また、Barkerらの報告では、最大筋力とパワー発揮により、先発選手と控え選手を区別できるとされ、女子バスケットボール、バレーボール、ソフトボールなどの競技を調べれると、最大筋力とピークパワー(r=0.719)、およびTテスト(r=-0.408)との間に有意な相関関係が認められました。

 

また、様々な競技から男子(バスケットボール、バレーボール)と女子(バスケットボール、バレーボール、ソフトボール)をひとつの被験者群にまとめると、バックスクワットの筋力は、ピークパワー(r=0.917)およびTテスト(r=-0.784)の結果と高い相関関係が明らかになりました。

 

概念的には、外部負荷が減少するにつれて最大筋力の影響が低下し、力の立ち上がり速度への依存度が高まると考えられており、この関係は、パワー発揮能力の向上を図る際、「至適負荷(Optimal Load)」での爆発的エクササイズを行うことに対して中心的な理論として用いられています。

 

筋肥大は100歳になっても起こるのか?(1RM筋力は増大するが、筋肥大は遺伝的素因やこれまでの運動経験と現在の活動レベル、栄養摂取状態や身体コンディションに大きく影響される)

爆発的パワーの最大化の定義

爆発的パワーの最大化を目指す際、一般的に3つの主要な学説が存在します。

 

第一の学説は、低強度でトレーニングを行うこと(<50%1RM)がパワー発揮の向上に最適であると定義されています。

 

第二の学説は、大きめの負荷(50~70%1RM)が必要であると主張しています。

 

第三の学説は、パワー発揮を最大化するために、様々な負荷とエクササイズ種目を組み合わせ、期分けして用いる方法を推奨しています。

 

筋力を最大化するためのパワートレーニング(最大筋力を発揮する能力とパワーを発揮する能力とは、互いに異なる能力であることを考慮する)

引用・索引Baker D.Comprison of upper-Body strength and power between professional and college aged rugby league players.J Strength Cond Res15:198-209.2001


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