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股関節形成術リハビリテーション後のエクササイズの検討事項(腸腰筋、大殿筋、および股関節内転筋群/外転筋群が術後最長2年間まで、萎縮または放射線密度が低下する)

2015.12.04 | Category: アスレティックリハビリテーション

後遺症

股関節形成術(人工関節)の後遺症

股関節形成術後の後遺症と予防措置

股関節形成術(HA:Hip Arthroplasty)後のクライアントのためのリハビリテーション後のプログラムを作成する際には、最も可能性の高い後遺症とその予防措置に関する実践的知識が計画の枠組みに必要になってきます。

 

障害の程度をみると、多くのエビデンスから、前方アプローチで手術を受けたクライアントは、リハビリの早期に、身体機能がより高いレベルまで回復することが示唆されています。

 

しかし、術後の正規のケア(理学療法)から解放されるまでには、術式による機能の差はわずかになり、退院後から次の数年かそれ以上にわたり、どの術式を受けた患者も通常は何らかの障害を抱えています。

 

障害の程度を決定する要因は多数ありますが、多くの場合、クライアントの発病前の症状や併存疾患、また術式によって違いがあり、侵襲性の高い手術ほど筋が大きく損傷します。

 

股関節形成術とリハビリテーション(人工関節の固定にセメントを用いた術式では手術後でも自重負荷に耐えられるのに対して、セメントレス法は最長6週間程度自重負荷を制限されるのが一般的)

股関節形成術後の身体機能

HA後の身体機能をみると、患者は、HA後最長2年程度は階段を上る能力に限界があり、歩幅が狭いだけではなく、歩行速度も低下することがエビデンスにより示唆されています。

 

手術後1年経つと、歩行補助具を使用する患者は32%減り、5年目までにその割合はさらに13%減ります。

 

前述のエビデンスは障害が最長2年まで持続することを示していますが、これは調査期間が2年で終了したためであり、機能的な限界が2年を大きく超えて続く可能性もあり、このような機能的限界に伴う安全性への悪影響(転倒リスク)を認識することが必要になります。

 

膝関節置換術後の機能的転帰に影響を及ぼす因子(機能的動作性の低下、大腿四頭筋の筋力低下、および術肢による伸展筋力の発揮能力の欠如が残るというデメリットがある)

股関節形成術後の障害

障害に関しては、股関節の伸展および外旋可動域の減少がHA後の患者でしばしば確認されており、この制限は正常な歩行力学と、さらに靴や靴下を履いたり脱いだりするために反対側の膝に乗せたりするなどの機能的活動の遂行能力に影響を及ぼします。

 

注意すべき点として、HA後の屈曲可動域の減少は確認されていませんが、ほとんどの場合、90°以上股関節を屈曲させるいかなる活動も、後外側アプローチで手術を受けたクライアントは避ける必要があります。

 

筋の不健全性は、侵襲的な手術により大きな損傷を受けた場合、HA後に長期間残存する問題として最も頻繁に報告されています。

 

MRI(磁気共鳴画像装置)を使用した調査では、腸腰筋、大殿筋、および股関節内転筋群/外転筋群がHA後最長2年間まで、不健全な状態(萎縮または放射線密度の低下)であることが確認されました。

 

さらに、リハビリ終了後から一定期間経ってからも、股関節屈曲筋群、外転筋群、内転筋群および外旋筋群のパワーと筋力の低下が報告されています。

 

最後に、手術を受けた下肢の姿勢安定性の低下、および心肺機能の低下などもHA後に長期間残存する障害として報告されています。

 

トリプルエクステンションとアスリートのパワー向上(膝関節と股関節、足関節の爆発的な伸展はExplosivenessの重要な要素)

 

引用・索引American Academy of Orthopaedic Surgeons The Burden of Musculoskeletal Diseases in the United States Rosemont IL American Academy of Orthopaedic Surgeons,2008


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