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力学的パワー(筋が発揮することのできる力と、筋が短縮する速度との逆相関関係は、特性曲線で表され短縮性筋活動によって産生される力の大きさは、運動の速度が速くなるにつれて小さくなる)

2015.12.10 | Category: トレーニング

力学的パワー

パワーの基本的定義

最大発揮パワーの要因である主なトレーニング特性を理解するために、パワーの基本的な定義とそれを数学的にどのように算出するのかを理解することは非常に重要になります。

 

パワーのためのトレーニング原理(パワー発揮能力の向上を図る際、外部負荷が減少するにつれて最大筋力の影響が低下し、力の立ち上がり速度への依存度が高まる)

力学的パワー

力学的パワーはしばしば仕事率とも呼ばれ、力に速度を乗じることにより求められます。

 

パワー=仕事÷時間

パワー=力×距離÷時間

パワー=力×速度

 

これらの数式に基づくと、アスリートが高いパワー発揮能力に影響を及ぼす2つの中心的な要素は、大きな力を素早く発揮する能力と、高い収縮速度を発揮する能力であることは明らかで、筋が発揮することのできる力と、筋が短縮する速度との逆相関関係は、特性曲線で表されます。

 

この曲線では、短縮性筋活動によって産生される力の大きさは、運動の速度が速くなるにつれて小さくなります。

パワー曲線

パワーはオーバーハンドスローイングアスリートにおいて最も向上させたい変数であり、この変数は投球速度につながる

パワー発揮の要素とは

最大パワーは最大筋力と最大速度が相互に譲歩したレベルで生じることは明らかで、この関係は伝統的な垂直跳びにおける力、速度およびパワーをモニターすることで明確に説明でき、すなわち、ピークパワーは最大速度でも最大筋力でも起こりません。

 

結局、アスリートがジャンプの動作中に加速しようとすると、力を発揮できる時間枠がそれだけ短くなり、パワーの発揮においては、力の立ち上がり速度がより重要であることが強調されます。

 

最終的に、パワー発揮能力を高めようとするならば、3つの要素を考慮しなければなりません。

 

第一に、総合的な筋力を最大限に高めることが基本的に重要になり、筋力は、高い力の立ち上がり速度と大きなパワー発揮を実現する能力と直接関係があるからです。

 

第二に、非常に短い時間で大きな力を発揮する能力を向上させることが重要であり、それは力の立ち上がり速度に反映されます。

 

第三に、短縮速度の増加に伴い大きな力を発揮する能力を促進することが重要になります。

 

以上の各要素を注意深く検討することにより明らかとなるのは、各要素の間に強力な相互作用が存在すること、また統合的な筋力レベルが大きなパワー発揮を促進する主要な役割を果たすことです。

 

最大筋力と力の立ち上がり速度、および最大パワー発揮能力の相互関係は、これらの間に有意な相関関係があることを明らかにした研究論文により裏付けられています。

 

筋力を最大化するためのパワートレーニング(最大筋力を発揮する能力とパワーを発揮する能力とは、互いに異なる能力であることを考慮する)

 

引用・索引Baker D.Comprison of upper-Body strength and power between professional and college aged rugby league players.J Strength Cond Res15:198-209.2001


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