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ブログ記事

股関節形成術後の脱臼の50%は術後最初の3ヶ月間に起こる(股関節の臀筋群と外旋筋の不安定性、屈曲、内転、内旋などの動作が多い患者ほど脱臼しやすい)

2015.12.15 | Category: アスレティックリハビリテーション

脱臼

股関節形成術後の脱臼リスク

股関節形成術後の合併症(脱臼)

脱臼は股関節形成術(HA)後に最もよくみられる合併症であり、初回または再HA後の患者の最大11%で起こります。

 

最新の14件の研究結果を累積すると、初回の後外側手術の後、軟部組織が部分的に回復している場合に脱臼が発生する場合は平均4%であるのに対し、十分に回復した後は平均3%になります。

 

脱臼の発生リスクは、前部アプローチよりも後外側アプローチによる手術後のほうが最大6倍高くなります。

 

この差は後外側アプローチのより侵襲的な性質によるものであり、関節までアプローチするために軟部組織(筋と関節包)が切断されるからです。

 

股関節形成術後の初期のエクササイズプログラムの作成(理学療法にレジスタンストレーニングを補った実験群は低強度の理学療法群よりも筋力と力の立ち上がり速度が約30%向上した)

脱臼のおよそ50%は術後最初の3ヶ月間に起こる

脱臼のおよそ50%は術後最初の3ヶ月間に起こり、そしてこれは、修復された股関節の筋組織(臀筋群と外旋筋)の不安定性や、術後の活動上の注意を守らなかった結果として起こると考えられます。

 

一般的に、術後の活動制限は手術法による生理学的限界として定められたものであり、通常、執刀医による違いはみられませんが、それらの活動制限の継続期間は変動はありますが、特に手術中に(後外側アプローチ)、屈曲、内旋および内転を組み合わせた位置で股関節を外すために、手術後に(同時もしくは単独)これらの動作を行うことで患者は脱臼の危険にさらされる可能性が高くなります。

 

さらに股関節を90°以上屈曲するスクワットや中腰などの動作を避けるように指導すべきとされています。

 

最後に、屈曲、内転、内旋などの動作が多い患者ほど脱臼しやすいエビデンスがあり、したがって、後外側アプローチによるHAを受けた患者は、一定期間、これらの動作を行う活動はさけるべきとされる主張は裏付けられています。

 

股関節形成術リハビリテーション後のエクササイズの検討事項(腸腰筋、大殿筋、および股関節内転筋群/外転筋群が術後最長2年間まで、萎縮または放射線密度が低下する)

 

股関節形成術とリハビリテーション(人工関節の固定にセメントを用いた術式では手術後でも自重負荷に耐えられるのに対して、セメントレス法は最長6週間程度自重負荷を制限されるのが一般的)

 

引用・索引American Academy of Orthopaedic Surgeons The Burden of Musculoskeletal Diseases in the United States Rosemont IL American Academy of Orthopaedic Surgeons,2008


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