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ブログ記事

股関節形成術後リハビリテーション後のエクササイズ(身体の正中線を超えて股関節の内旋や内転を同時に行うことは避け、外旋筋群の強化は股関節の安定性とパフォーマンスにとって重要である)

2015.12.24 | Category: アスレティックリハビリテーション

股関節形成術後リハビリテーション後のエクササイズ

股関節形成術後の多関節運動

股関節形成術(HA)後に続くリハビリテーション後

股関節形成術(HA)後に続くリハビリテーション後の段階において、下半身の多関節運動は、レジスタンストレーニングを主体とした患者のためのエクササイズプログラムの基盤となります。

 

スクワットやランジおよびレッグプレスなどのエクササイズは、(関節可動域に関する注意が守られているという前提で)身体機能にとって重要な大筋群に重点を置いた、安全で効果的な選択になります。

 

股関節形成術後の脱臼の50%は術後最初の3ヶ月間に起こる(股関節の臀筋群と外旋筋の不安定性、屈曲、内転、内旋などの動作が多い患者ほど脱臼しやすい)

股関節のトルクと屈曲

運動の最終域付近で(股関節と膝関節の最大屈曲)生じる最大トルクと併せて、股関節のトルクと屈曲が増大することを考えると、関節はこの最終可動域で最も傷害を受けやすくなります。

 

そのため、関節の能力を超えて圧力が働くことにより股関節の脱臼を起こす危険性を確実に回避するためには、これらのエクササイズの関節可動域は股関節の屈曲角度が90°を超えないように制限する必要があります。

 

そして、クライアントがランジやスクワットを行う際は、脱臼のリスクに十分な注意を払い、身体の正中線を超えて股関節の内旋や内転を同時に行うことは避けなければなりません。

 

股関節形成術後の初期のエクササイズプログラムの作成(理学療法にレジスタンストレーニングを補った実験群は低強度の理学療法群よりも筋力と力の立ち上がり速度が約30%向上した)

外転および外旋エクササイズの有益性

外転および外旋エクササイズを術後のリハビリテーションプログラムに同時に導入することも同様に有益になります。

 

股関節外転筋は転倒の予防と正常な歩行に欠くことはできないために、これらの筋群に直接目標を定めたエクササイズは、HA後のクライアントの正常な身体機能の回復を手助けできます。

 

股関節外転筋を目標とする場合、前額面(股関節の屈曲0°)で行うエクササイズが水平面で行う運動(屈曲90°)より望ましいとされています。

 

それは、後者では力学的有意性が変わり、外旋筋が外転筋より優位に働き、理論的には股関節が同時に屈曲、内転、内旋した位置に置かれ、クライアントが脱臼を起こしやすくなるからです。

 

立位での外転運動はトレーニング効果を最適化するために、ケーブル、バンド、マシーンおよびアンクルウェイトを使用し行うことが推奨されます。

 

外旋筋群の強化は股関節の安定性とパフォーマンスにとって重要であり、これらの筋群は、再建が成功しても、外科的切開の結果HA後に正常な機能が損なわれている可能性があるエビデンスがあり、「クラムorクラムシェル」などの特定エクササイズは外旋筋群や臀筋群を目標とするエクササイズとして適しています。

 

股関節形成術リハビリテーション後のエクササイズの検討事項(腸腰筋、大殿筋、および股関節内転筋群/外転筋群が術後最長2年間まで、萎縮または放射線密度が低下する)

 

股関節形成術とリハビリテーション(人工関節の固定にセメントを用いた術式では手術後でも自重負荷に耐えられるのに対して、セメントレス法は最長6週間程度自重負荷を制限されるのが一般的)

 

引用・索引American Academy of Orthopaedic Surgeons The Burden of Musculoskeletal Diseases in the United States Rosemont IL American Academy of Orthopaedic Surgeons,2008


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