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股関節形成術後の柔軟性エクササイズ(腸腰筋、大腿直筋、内転筋および大腿筋膜張筋の拘縮が確認されるために股関節の伸展および外旋可動域を回復させることが目標になる)

2016.01.06 | Category: アスレティックリハビリテーション

柔軟性エクササイズ

股関節形成術後の柔軟性エクササイズ

股関節形成術後の柔軟性エクササイズの重要性

股関節形成術(HA)後に可動性の制限が続いている場合は、機能的な可動域を回復することが目標になります。

 

理論的に、可動域に目標を定めた柔軟性トレーニングが有益になり、エビデンスによると、股関節の伸展および外旋可動域の不足が、HA後に長く残存する可能性が示唆されています。

 

さらに、HA後の2ヶ月間に股関節痛を訴える患者では、腸腰筋、大腿直筋、内転筋および大腿筋膜張筋の拘縮が確認されています。

 

この研究において、研究者らは、柔軟性プログラムを用いて可動域制限のある患者の92%の術後管理に成功しており、このプログラムは、診療で来院した際に行う週2~5回の手技によるストレッチングと家庭で行うエクササイズプログラムで構成されていました。

 

複数の研究において筋力強化エクササイズを含む総合的なフィットネスプログラムの一部として柔軟性トレーニングを取り入れた際に、身体機能に良好な効果が得られることが示されています。

 

股関節形成術後の有酸素性エクササイズ(手術後の最初の8週間は、ハリス股関節質問票により評価をし、中強度でゆっくりと長距離を走る下半身のための心臓血管系エクササイズで予備心拍数の40~60%が適切である)

重要性エクササイズの意義

股関節の損なわれた運動能力を改善するために、ゆっくりとした静的なストレッチングを行うことに否定的な側面は無いとされ、理論的には、柔軟性エクササイズは機能的運動を促進する手助けになるとされています。

 

柔軟性エクササイズは3つの身体平面(前額面、水平面、矢状面)すべてで行うことが理想的であり、軽いストレッチ感が感じるところまで伸ばして、約10秒間その姿勢を保持するとよいとされています。

 

各平面で数セットを行い、その間10~15秒の休息を挟み、健康なクライアントでは、1日に2回、週3回の柔軟性ルーティンを行えば、股関節の可動域向上に関しては毎日ストレッチングを行うのと同程度に効果があることが明らかにされています。

 

一般的な注意として、後外側アプローチによるHAを受けたクライアントは、屈曲、内転、内旋を組み合わたストレッチングを避ける必要があります。

 

この姿勢は股関節の脱臼を起こしやすく、完全に回復する前に行うと、治癒しつつある組織に力学的な負荷が加わる可能性があります。

 

予備的なエビデンスでは、HA後ピラティスなどの柔軟性エクササイズが有益であることが示されており、動的ストレッチやPNFなども有益とされています。

 

股関節形成術後の脱臼の50%は術後最初の3ヶ月間に起こる(股関節の臀筋群と外旋筋の不安定性、屈曲、内転、内旋などの動作が多い患者ほど脱臼しやすい)

 

股関節形成術後の初期のエクササイズプログラムの作成(理学療法にレジスタンストレーニングを補った実験群は低強度の理学療法群よりも筋力と力の立ち上がり速度が約30%向上した)

 

引用・索引American Academy of Orthopaedic Surgeons The Burden of Musculoskeletal Diseases in the United States Rosemont IL American Academy of Orthopaedic Surgeons,2008


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