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屈曲により腰痛が改善するクライアント(脊柱管狭窄症などの退行性変性による疾患を抱えるクライアントは、屈曲を重視した運動で好ましい反応が得られる傾向にある)

2016.06.03 | Category: 腰部疾患

椎間板に起因する腰痛をもつクライアント

腰部への痛みが屈曲により軽減するクライアントへのアプローチ

屈曲により症状が改善するクライアント

椎間板に起因する疾患をもつクライアントは屈曲で症状が悪化しますが、それとは異なり、脊柱管狭窄症などの退行性変性による疾患を抱えるクライアントは、屈曲を重視した運動で好ましい反応が得られる傾向があります。

 

これらのクライアントは長時間の立位や歩行を行うと腰痛(LBP)を訴え、通常、座っている時や前屈姿勢をとっているときに症状が緩和します。

 

このような場合はウォームアップに反復的な屈曲動作を含めると良いとされますが、骨粗鬆症による圧迫骨折などの併存疾患があるクライアントや股関節置換術などを受けたクライアントは、屈曲が禁忌になる可能性があり、クライアントの既往歴を確認することはきわめて重要になります。

 

腰部痛が改善する運動方向への運動介入(運動に伴いLBPが増悪し、痛みが脚部への下方へ放散する現象は症状の悪化を意味するため、「末梢化(Peripheralization)」を起こす運動は避ける)

屈曲が効果的なクライアントのための心肺系エクササイズ

トレッドミルは、屈曲が症状緩和に有効なクライアントに心肺系エクササイズを提供する良い方法になります。

 

しかし、歩行は脊椎を伸展させる傾向のある活動であるため、運動方向として屈曲が好ましいクライアントが、トレッドミル上での長時間の歩行運動に耐えることは難しく、過度の伸展動作を避けるためには、トレッドミルの傾斜を大きくすることを検討します。

 

これにより、重心が前方へ移動し、脊椎後方への負荷が減少し、腰部への圧力が軽減されます。

 

なお、リカンベントバイクは脊椎を屈曲して行うので、症状を誘発する伸展姿勢を避けられるため、ほとんどの患者に推奨できます。

 

健全な体幹強化のルーティンでは60レップを超えないことが推奨される(椎間板は血管が少なく、代謝産物の運搬レベルも低く、他の骨格組織に比べリモデリングが遅れるため、回復により多くの時間が必要である)

 

脊椎の屈曲は椎間板損傷をもたらすか?(エクササイズによって椎間板損傷が起こるのは、疲労が適応によるリモデリングの速さを上回った場合であり、その際の圧縮負荷が約2,000Nである)

 

脊椎屈曲エクササイズの利点(脊椎の屈曲は椎間板後部の厚さを37%減少させるため、椎間板後部全体へのグルコースの十分な供給が保証され、小さな溶質の拡散と大きな溶質の流入が増加する)

 

引用・索引Strength & Conditioning Journals Volumes32 Numbers3 pages33-46


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