MENU TEL

ホーム > Blog > アスレティックリハビリテーション > 脊椎の機能と損傷メカニズム(脊椎が若干右方向へ偏って屈曲されている場合、左の後方側面の椎間板が突出する可能性が高く、それに続く回旋が線維輪の周辺部に亀裂をもたらすクライアントにとっては、マッケンジーの脊椎伸展法は症状を悪化させる)

ブログ記事

脊椎の機能と損傷メカニズム(脊椎が若干右方向へ偏って屈曲されている場合、左の後方側面の椎間板が突出する可能性が高く、それに続く回旋が線維輪の周辺部に亀裂をもたらすクライアントにとっては、マッケンジーの脊椎伸展法は症状を悪化させる)

2015.12.21 | Category: アスレティックリハビリテーション

科学的基礎を築く

脊椎の椎間板にアプローチするマッケンジー法

脊椎と背部痛

脊椎の機能と損傷メカニズムに関する背部障害が、特に何かしら共通の「きっかけとなる出来事」を原因として起こっていると考えた際、通常、疫学的方法で統計が取られますが、その統計では、累積的な外傷による起因の度合が無視されます。

 

累積的な要因が関与しているということは、椎間板ヘルニアの形成過程のデータが証明しています。

 

脊椎の運動力学の日内変化が及ぼす影響(起床後わずか30分で、椎間板は1日の高さの54%を失い、1時間以内に水分の90%が失われる)

ヘルニアのメカニズム

ヘルニア、すなわち器官脱出が形成される損傷メカニズムは、非常に軽微な圧縮負荷がかかる腰椎の屈曲を繰り返すことであり、このほぼ無症状の外傷が蓄積し、未来の患者が誕生します。

 

この繰り返される屈曲により、椎間板の線維輪は1層、また1層と徐々に剥離し、これにより、薄くなった層の間に髄核物質の蓄積が始まり、また、椎間板線維輪の亀裂がどこで起こるかは、屈曲の方向から予測できます。

 

脊椎屈曲エクササイズの利点(脊椎の屈曲は椎間板後部の厚さを37%減少させるため、椎間板後部全体へのグルコースの十分な供給が保証され、小さな溶質の拡散と大きな溶質の流入が増加する)

マッケンジーと脊椎伸展

例えば、脊椎が若干右方向へ偏って屈曲されている場合は、左の後方側面の椎間板が突出する可能性が高く、それに続く回旋が線維輪の周辺部に亀裂をもたらします。

 

このようなクライアントにとっては、マッケンジーの脊椎伸展法は症状を悪化させます。

 

これらは、背部障害の予防に関してもまた治療に関してもまた治療に関しても、トレーナーにとってきわめて重要な情報になります。

 

特定の原因を回避することは、最適な治療のための最適なエクササイズデザインをもたらし、同時に患者の日常生活で繰り返される原因活動を排除することにもつながります。

 

脊椎屈曲エクササイズと柔軟性(脊椎屈曲エクササイズが矢状面での脊椎の可動性を高め、向上した柔軟性は、結合組織の強度の増加、神経筋コーディネーションを改善する)

 

椎間板変性疾患の概要(加齢、アポトーシス(プログラム化された細胞死)、コラーゲンの異常、血管の内植、力学的負荷およびプロテオグリカンの異常など椎間板の劣化が進むことで、髄核は一層固くなり、線維化、繊維輪の層が減少する)

 

引用・索引Strength & Conditioning Journals Volumes32 Numbers3 pages33-46


ページトップ