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慢性的背部痛に対する脊椎トレーニングプログラム(異常な運動様式は、グルートアムネシア(Gluteal amnesia、殿筋群を適切に動員できなくなった状態)として知られている)

2016.01.18 | Category: トレーニング

脊椎トレーニングプログラム

脊椎屈曲エクササイズと背部疾患

脊椎トレーニングプログラムの目的

トレーニングプログラムの多くは、筋を鍛え、脊椎の可動域を拡げることを目的にしています。

 

しかし、背部疾患をもっている患者によっては、問題となることもあり、背部をより多く動かすクライアントほど、将来背部に異常が生じるリスクが高いとされています。

 

脊椎屈曲エクササイズと柔軟性(脊椎屈曲エクササイズが矢状面での脊椎の可動性を高め、向上した柔軟性は、結合組織の強度の増加、神経筋コーディネーションを改善する)

グルートアムネシア(Gluteal amnesia)

コントロールと持久力が伴っていない場合、完璧なフォームで筋力発揮を繰り返し行うことができないリスクが高まります。

 

さらに興味深いことに、多くの「問題を抱えた背部」(繰り返し発症する慢性背部疾患)と無症状の対照群との差が、背部の筋力や可動性以外の変数であり、運動と運動パターンの欠陥がより一層重大であることが証明されています。

 

したがって、運動や運動パターンの欠陥を治療のためのエクササイズの目標とすべきであり、背部に問題を抱えた人ほど背部を使い、通常、彼らは力学的に背部への負担を増大させる方法で、歩き、座り、立ち、挙上の動きを行い、彼らの多くは比較的強い背部を有していますが、無症状の対照群よりも耐性は低くなります。

 

よくみられる異常な運動様式は、グルートアムネシア(Gluteal amnesia、殿筋群を適切に動員できなくなった状態)として知られていますが、それは背部障害に共通の結果であると同時に、原因でもあるとされています。

 

椎間板変性疾患の概要(加齢、アポトーシス(プログラム化された細胞死)、コラーゲンの異常、血管の内植、力学的負荷およびプロテオグリカンの異常など椎間板の劣化が進むことで、髄核は一層固くなり、線維化、繊維輪の層が減少する)

屈曲筋群の慢性的促通

関節痛が「緊張」と言ってもよい程度まで伸展筋群を抑制し、屈曲筋群の慢性的促通をもたらすという一般原則は、股関節と背部痛に関しては正しいと思われています。

 

明らかにこのカテゴリーのクライアントにとっては、殿筋群の統合を促進するエクササイズにより、膝を保護しながら背部の機能を高めることができます。

 

股関節屈曲筋群の可動性も同じく必要で、最適な背部の運動療法は、まず、これらの不安定なパターンをもつクライアントを特定し、次いで特異的なコレクティブエクササイズを行うことによって可能となり、これを他のすべてのエクササイズの漸進に先行して行う必要があります。

 

脊椎の機能と損傷メカニズム(脊椎が若干右方向へ偏って屈曲されている場合、左の後方側面の椎間板が突出する可能性が高く、それに続く回旋が線維輪の周辺部に亀裂をもたらすクライアントにとっては、マッケンジーの脊椎伸展法は症状を悪化させる)

 

引用・索引Strength&Conditioning Journals Volumes32 Numbers3 pages33-46


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