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コアの安定性とスピードトレーニング(剛性をもたらすスーパースティフネスの収縮から素早く解放され、弾性が生まれる瞬間に最高のスピードが生まれる)

2016.02.15 | Category: トレーニング

コアスピードトレーニング

筋収縮とスピード

スピードトレーニングにおいて興味深い例がみられます。

 

大抵の人は、筋力の向上を目的としたレジスタンスエクササイズを使ってスピードを鍛えますが、スピードの技術には通常、素早い弛緩速度も必要になります。

 

このような一見矛盾した事実は、次のことからも実証できます。

 

ゴルフのスイングを例にしてみると、ダウンスイングの開始には筋収縮が必要ですが、あまりに収縮しすぎれば実際のスイングは遅くなります。

 

つまり、スピードには弾性と弛緩が必要になります。

 

世界中で最も飛距離の長いゴルファーは、ボールコンタクトの直前に、全身の連携により「スーパースティフネス」をもたらす全身収縮を行います。

 

次に、剛性をもたらす収縮から素早く解放され、弾性が生まれるまさにその瞬間に、最高のスイングスピードが出ます。

 

世界最強のスプリンター、総合格闘技の優れたストライカーやキッカー、最強の重量挙げ選手などにおいても、弛緩と収縮との間の周期的な交互作用が測定されています。

 

したがって、素早く筋を解放できるときにこそ、筋の収縮速度は重要な意味を持ちます。

 

パフォーマンスの為のコアエクササイズ(脊椎におけるパワー(力×速度)の発揮は、通常極めて危険だが、代わりにパワーを肩と股関節周りで発揮し、パフォーマンスを向上させ、同時に脊椎と関連組織のリスクを最小限に留めることが必要になる)

スーパースティフネス

スーパースティフネスには8つの基本要素があります。

  1. 筋を素早く収縮させ、次いで弛緩させる。スピードは、スピードをもたらす弛緩から生じますが、同時に四肢の関節をしっかりと支えて動作を開始し(ゴルフクラブ、ホッケーのスティック、握りこぶしなどの)インパクトを強化するために、身体の一部(コアなど)の剛性を高めることからも生じます。
  2. 筋を調整する。筋の弾性エネルギーの貯蔵と再利用は、最適なスティフネスを必要とするが、それは活動レベルに合わせて調整され、コアにおける活動レベルは、多くの動作に対して、随意最大筋力のおよそ25%である。
  3. 筋の結合と組織を強化する。複数の筋が共縮すると複合構造を形成し、その全体の剛性は個々の筋の貢献の総和よりも大きく、内腹斜筋、外腹斜筋、腹横筋によって形成される腹壁において重要であり、ブレーシングパターンによりこれらの筋を同時に収縮させる必要性が強調される。
  4. 運動ニューロンのオーバーフローを方向付ける。ある関節の筋力は、他の関節における収縮にいよって増大する。武道家はこれを「ソフトスポットをなくす」と呼ぶ。ストロングマンのプロ選手は、コアの筋力を使って弱い関節を強化する。
  5. エネルギー漏れをなくす。弱い関節がより強い関節によって伸張性筋活動を強いられると、エネルギー漏れが起こる。例えば、ジャンプや方向転換をするときには股関節の筋群が急速に収縮するが、脊椎が屈曲していると推進力は低下する。
  6. スティッキングポイントを乗り越える。ベンチプレス中のスティッキングポイントで「バーを広く持つ」テクニックは、弱い関節の剛性を高める好例である。
  7. 受動的な結合組織を最適化する。例えば、ランニングの可動域外で、ランナーがストレッチングを行うべきか再考しなければならず、有能なランナーの多くは筋群を温存するために、また各ストライドに合わせて筋群の力を増強するために弾性を活用する。しかし、将来的な傷害の発生を示唆する左右の非対称性を矯正するためのストレッチングは、考慮に入れる必要がある。
  8. 衝撃波を発生させる。股関節を使って発生させた衝撃波を、コアを通して伝達させることにより、挙上、投球、攻撃力などを高め、不可能なリフティングを可能にする。

体幹が身体の他の部位における運動能力を高める(股関節周辺の筋力が十分ではない選手でも、体幹の筋群が股関節の機能を補助し、その課題を行うことが明らかにされた)

 

クランチによる筋肥大と伸張性筋収縮(伸張性エクササイズは筋のより大きな損傷を伴い、乳酸、水素イオン、無機リン酸などの代謝産物が増加することにより、筋肥大が誘発される)

 

引用・索引Strength&Conditioning Journal Numbers32 Volumes3 pages33-46


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