MENU TEL

ホーム > Blog > アスレティックリハビリテーション > 人工逆肩関節全置換術(関節炎が進行した患者やローテーターカフに修復不能な損傷のある患者のために考案された複雑な手術法である)

ブログ記事

人工逆肩関節全置換術(関節炎が進行した患者やローテーターカフに修復不能な損傷のある患者のために考案された複雑な手術法である)

2015.12.23 | Category: アスレティックリハビリテーション

人工逆肩関節

人工逆肩関節形成術概論

肩関節置換術

肩関節全置換術(関節形成術)は、保存療法では効果がのみられない、関節炎症状を呈する患者のための有効な介入方法になります。

 

従来実施されている関節全置換術が有効であることは明らかにされていますが、修復できないローテーターカフの断裂のある患者には適用できません。

 

逆肩関節全置換術(rTSA:Reverse Total Shoulder Arthroplasty)は、特に関節炎が進行した患者やローテーターカフに修復不能な損傷のある患者のために考案された複雑な手術法になります。

 

肩の不安定性に対するウェイトトレーニング(肩関節外転外旋を行う「ハイファイブ」の姿勢は肩関節包前部に負荷を与えるために、肩前部の過弛緩(過剰な動き)を引き起こし、不安定性をもたらす)

序論および疫学

関節置換術(関節形成術)は、保存療法では効果が認められない関節症や関節疾患により、肩の痛みや障害を訴える患者のための有効な外科的選択肢になります。

 

実際、肩関節は、膝関節と股関節に次いで3番目に関節置換術が必要な部位になります。

 

アメリカで毎年行われる肩関節全置換術は、2000年から2008年までに18,621件から46,951件に激増し、2020年までに10万件に達すると予想されています。

 

従来の肩関節全置換術(TSA:Total Shoulder Arthroplasty)は、変形性肩関節のある患者に望ましいとされていますが、術後の良好な治療成績は、損傷していない、または修復可能なローテーターカフにある程度依存しています。

 

ローテーターカフの疾患(肩甲骨外転を伴う肩甲上腕関節の最大外旋位は上後部における棘下筋と棘上筋の圧迫により内部インピンジメントを引き起こす)

逆肩関節全置換術の適応とは

逆肩関節全置換術(rTSA)の最も一般的な適応は、ローテーターカフの修復不能な大きな断裂を伴う変形性肩関節症になります。

 

このような関節症は、最終的には、腕の偽性麻痺(きわめて重症なローテーターカフの断裂により、腕を上げることができない)をもたらし、特に挙上や外旋を担うローテーターカフの筋群は修復できません。

 

rTSAの適応症例には、そのほかにTSAの失敗、半関節形成術(部分的な肩関節置換)の失敗、続発性骨折、不安定性および腫瘍などがありますが、これらに制限されるものではありません。

 

肩関節形成術を受ける患者の2/3は65歳以上であり、可動域が減少し、腕を頭より高く上げることができないなど、手術前に障害を負っていることが多く、この身体的な不自由は、患者が治療とリハビリテーションを終えて退院してからも長期間続くために、病院での正規のリハビリテーションが終了してからも、患者はエクササイズの知識をもつことが重要になります。

 

肩甲胸郭関節の安定化の重要性(ローテーターカフと肩甲胸郭関節安定筋群の両方が疲労、筋力不足が存在すると、上腕骨頭を安定させる棘上筋の機能に悪影響を及ぼし、肩甲上腕リズムに変化が生じる)

 

引用・索引Brueilly KE,Schoenfeld BJ Darbouze MR and KolberMJ Postrehabilitation exercise considerations following hip arthroplasty,Strength Cond J 35:19-30.2013


ページトップ